NTT東西のひかり電話ルータ・ホームゲートウェイに複数の脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、東日本電信電話および西日本電信電話が提供するひかり電話ルータ/ホームゲートウェイに、複数の脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
PR-S300NE/RT-S300NE/RV-S340NE ファームウェアバージョン Ver. 19.41 およびそれ以前
PR-S300HI/RT-S300HI/RV-S340HI ファームウェアバージョン Ver.19.01.0005 およびそれ以前
PR-S300SE/RT-S300SE/RV-S340SE ファームウェアバージョン Ver.19.40 およびそれ以前
PR-400NE/RT-400NE/RV-440NE ファームウェアバージョン Ver.7.42 およびそれ以前
PR-400KI/RT-400KI/RV-440KI ファームウェアバージョン Ver.07.00.1010 およびそれ以前
PR-400MI/RT-400MI/RV-440MI ファームウェアバージョン Ver. 07.00.1012 およびそれ以前
PR-500KI/RT-500KI ファームウェアバージョン Ver.01.00.0090 およびそれ以前
RS-500KI ファームウェアバージョン Ver.01.00.0070 およびそれ以前
PR-500MI/RT-500MI ファームウェアバージョン Ver.01.01.0014 およびそれ以前
RS-500MI ファームウェアバージョン Ver.03.01.0019 およびそれ以前
これらのバージョンには、クロスサイトスクリプティング(XSS)(CVE-2019-5985)およびクロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)(CVE-2019-5986)の脆弱性が存在する。これの脆弱性により、ユーザのWebブラウザ上で、任意のスクリプトが実行されたり(XSS)、当該製品にログインした状態のユーザが、細工されたページにアクセスした場合、意図しない操作をさせられる(CSRF)可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアをアップデートするよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》