複数の高度な機能を持つランサムウェア「Sodin」、アジアを中心に拡大(カスペルスキー) | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2019.08.26(月)

複数の高度な機能を持つランサムウェア「Sodin」、アジアを中心に拡大(カスペルスキー)

カスペルスキーは、Windowsの既知の脆弱性を悪用するランサムウェア「Sodin」を発見したと発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
株式会社カスペルスキーは7月12日、Windowsの既知の脆弱性を悪用するランサムウェア「Sodin」を発見したと発表した。同社のリサーチチームが発見したもので、複数の高度な機能を持つ「まれ」なランサムウェアであるとしている。Sodinは、2018年10月に発見されたWindowsの権限昇格のゼロデイ脆弱性(CVE-2018-8453)を悪用してセキュリティソリューションの検知を回避し、感染を拡大する。

この脆弱性を悪用することで、メールの添付ファイルを開いたり、悪意のあるリンクをクリックするなど、ユーザが操作を行うことなく感染する。攻撃者は脆弱なサーバを見つけて悪意あるファイルradm.exeをダウンロードさせるコマンドを送るだけで、Sodinがローカルに保存され実行される。また、ランサムウェアには珍しく32ビットプロセスから64ビットコードを実行する「Heaven's Gate」という手法を使用している。

SodinはRaaS(Ransomware as a Service)のスキームのひとつとみられ、攻撃手法を自由に選ぶことができる。Sodinではアフィリエイトプログラムを経由して配布されている形跡があり、検知の17.6%は台湾、9.8%が香港、8.8%が韓国など、アジア地域を主な標的としている。検知の回避にCPUアーキテクチャを使用するなど膨大なリソースにより作成されている可能性があり、今後も攻撃が増加するとみている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

PageTop

特集

アクセスランキング

  1. 米裁判所が異例の常識的判断、Wannacry 仕留めた後 FBI に逮捕された英国人技術者を無罪放免(The Register)

    米裁判所が異例の常識的判断、Wannacry 仕留めた後 FBI に逮捕された英国人技術者を無罪放免(The Register)

  2. 近畿地方整備局の保守業務事業者へ標的型メール攻撃、設備資料6件が流出可能性(国土交通省)

    近畿地方整備局の保守業務事業者へ標的型メール攻撃、設備資料6件が流出可能性(国土交通省)

  3. 新潟へぎそば通販サイトへ不正アクセス、2015年12月以降のカード決済情報流出(小嶋屋総本店)

    新潟へぎそば通販サイトへ不正アクセス、2015年12月以降のカード決済情報流出(小嶋屋総本店)

  4. 6月末からメンテナンス中の「ECオーダー.com」カード情報流出の疑い(チャンピオンソフト、まどそふと、エウクレイア、葉月)

    6月末からメンテナンス中の「ECオーダー.com」カード情報流出の疑い(チャンピオンソフト、まどそふと、エウクレイア、葉月)

  5. 「セキュリティ要素が低い」とアカウント審査に誘導するAmazon偽メール(フィッシング対策協議会)

    「セキュリティ要素が低い」とアカウント審査に誘導するAmazon偽メール(フィッシング対策協議会)

  6. DevOpsにはセキュリティ部門の関与が重要と認識するも実態は遠く(トレンドマイクロ)

    DevOpsにはセキュリティ部門の関与が重要と認識するも実態は遠く(トレンドマイクロ)

  7. パスワードリスト攻撃による不正ログイン、カード不正利用確認(イオン銀行、イオンクレジットサービス)

    パスワードリスト攻撃による不正ログイン、カード不正利用確認(イオン銀行、イオンクレジットサービス)

  8. 不正アクセスでカード情報流出、安全期してショッピングサイト新規開設し再スタート(HARIO)

    不正アクセスでカード情報流出、安全期してショッピングサイト新規開設し再スタート(HARIO)

  9. 「日本セキュリティ協会」を名乗る電話アンケートに注意

    「日本セキュリティ協会」を名乗る電話アンケートに注意

  10. 10連休控え例年より早く発表、今年の長期休暇におけるセキュリティ注意喚起(IPA)

    10連休控え例年より早く発表、今年の長期休暇におけるセキュリティ注意喚起(IPA)

ランキングをもっと見る