脆弱性届出、Webサイトに関するものが急増--四半期レポート(IPA)
IPAは、「ソフトウェア等の脆弱性関連情報に関する届出状況[2019年第2四半期(4月~6月)]」を発表した。
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同四半期にJVNで公表したソフトウェア製品の修正完了件数は31件(累計1,987件)で、このうち1件は製品開発者による自社製品の脆弱性の届出であった。また、修正完了したWebサイトの件数は174件(累計7,547件)で、これらは届出を受け、IPAがWebサイト運営者に通知を行い、今四半期に修正を完了したもの。修正を完了した174件のうち、Webアプリケーションを修正したものは169件(97%)、当該ページを削除したものは5件(3%)、運用で回避したものはなかった。
ソフトウェア製品の種類別届出件数では、「Webアプリケーションソフト」(31件)、「ルータ」(7件)が上位となった。累計では、「Webアプリケーションソフト」が引き続きもっとも多く、45%を占めている。脆弱性の原因別で多かったのは、「Webアプリケーションの脆弱性」が31件でもっとも多く、「その他実装上の不備」が21件で2番目に多かった。影響別では、「任意のスクリプト実行」(15件)がもっとも多く、「なりすまし」が11件でこれに続いた。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
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