「PowerCMS」にフィッシングなどの被害に遭う脆弱性(JVN) | ScanNetSecurity
2025.12.04(木)

「PowerCMS」にフィッシングなどの被害に遭う脆弱性(JVN)

IPAおよびJPCERT/CCは、アルファサードが提供する「PowerCMS」にオープンリダイレクトの脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
JVN iPediaの登録件数の四半期別推移
JVN iPediaの登録件数の四半期別推移 全 1 枚 拡大写真
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーデネーションセンター(JPCERT/CC)は9月10日、アルファサード株式会社が提供する「PowerCMS」にオープンリダイレクトの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3によるBase Scoreは4.7。EGセキュアソリューションズ株式会社の細野英朋氏が報告を行った。

影響を受けるバージョンは次の通り。

「PowerCMS 5.12 およびそれ以前(PowerCMS 5.x系)」
「PowerCMS 4.42 およびそれ以前(PowerCMS 4.x系)」
「PowerCMS 3.293 およびそれ以前(PowerCMS 3.x系)」

これらのバージョンには、オープンリダイレクトの脆弱性(CVE-2019-6020)が存在する。この脆弱性が悪用されると、細工されたURLにアクセスすることで、任意のWebサイトにリダイレクトされる可能性がある。結果として、フィッシングなどの被害に遭う可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版にアップデートするよう呼びかけている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 流出先での営業活動が新たに判明 ~ ヤマト運輸の元従業員による情報不正持ち出し

    流出先での営業活動が新たに判明 ~ ヤマト運輸の元従業員による情報不正持ち出し

  2. 期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

    期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

  3. テインへのランサムウェア攻撃、子会社の中国工場が 1 週間稼働を停止

    テインへのランサムウェア攻撃、子会社の中国工場が 1 週間稼働を停止

  4. ゼネラルで使用していた端末から情報流出の可能性

    ゼネラルで使用していた端末から情報流出の可能性

  5. コバヤシのサーバに不正アクセス、情報が窃取されるもデータ暗号化や業務停止に至る被害は無し

    コバヤシのサーバに不正アクセス、情報が窃取されるもデータ暗号化や業務停止に至る被害は無し

ランキングをもっと見る
PageTop