ペネトレーションテストを明確に定義、事例も掲載したドキュメント公開(脆弱性診断士スキルマッププロジェクト) | ScanNetSecurity
2025.12.04(木)

ペネトレーションテストを明確に定義、事例も掲載したドキュメント公開(脆弱性診断士スキルマッププロジェクト)

脆弱性診断士スキルマッププロジェクトは、「ペネトレーションテストについて」と題するドキュメントを公開した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
脆弱性診断士スキルマッププロジェクトは12月9日、「ペネトレーションテストについて」と題するドキュメントを公開した。同プロジェクトは、日本セキュリティオペレーション事業者協議会のセキュリティオペレーションガイドラインWG(WG1)と、OWASP Japan主催の共同ワーキンググループ。上野宣氏が代表を務めており、今回のドキュメントの執筆も行っている。

「ペネトレーションテスト」の提供ベンダ、採用企業が増加しているが、ペネトレーションテストという名称に共通認識がなく、「脆弱性診断」のことをペネトレーションテストと呼んでいるテストベンダーもある。同ドキュメントはこの現状を受け、ペネトレーションテストの位置づけを明確にし、セキュリティテストを活用する組織が実施目的に合うサービスを選択できることを目的としている。

ドキュメントでは、脆弱性診断とペネトレーションテストの違いを「目的」「手法」「調査対象」「結果・報告書」の項目により明確に定義した上で、ペネトレーションテストの費用感、期間の目安や、実施すべき組織、実施時の検討事項、実施前・実施中・実施後に行うことなどを詳しく説明している。また、ケーススタディや事例を紹介し、具体的なイメージをつかむことができる。最近、注目を集めている「TLPT(Threat-Led Penetration Test:脅威ベースのペネトレーションテスト)」についても詳しく紹介している。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 流出先での営業活動が新たに判明 ~ ヤマト運輸の元従業員による情報不正持ち出し

    流出先での営業活動が新たに判明 ~ ヤマト運輸の元従業員による情報不正持ち出し

  2. テインへのランサムウェア攻撃、子会社の中国工場が 1 週間稼働を停止

    テインへのランサムウェア攻撃、子会社の中国工場が 1 週間稼働を停止

  3. 期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

    期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

  4. コバヤシのサーバに不正アクセス、情報が窃取されるもデータ暗号化や業務停止に至る被害は無し

    コバヤシのサーバに不正アクセス、情報が窃取されるもデータ暗号化や業務停止に至る被害は無し

  5. 大企業における VPN 時代の終焉ほか ~ Zscaler 2026年サイバーセキュリティトレンド

    大企業における VPN 時代の終焉ほか ~ Zscaler 2026年サイバーセキュリティトレンド

ランキングをもっと見る
PageTop