旧サーバへ不正アクセス、掲示板に不正書き込み(国立感染症研究所) | ScanNetSecurity
2024.05.04(土)

旧サーバへ不正アクセス、掲示板に不正書き込み(国立感染症研究所)

国立感染症研究所は3月4日、不正アクセスによる同研究所ドメインから掲示板への不正な書き込みが判明したと発表した。

インシデント・事故 インシデント・情報漏えい
トップページ
トップページ 全 2 枚 拡大写真
国立感染症研究所は3月4日、不正アクセスによる同研究所ドメインから掲示板への不正な書き込みが判明したと発表した。

これは3月2日午前0時39分頃に、同研究所で2012年まで利用していた旧公式サーバ「www0.nih.go.jp」からプロキシサーバ経由でプライベートな掲示板に1件の書き込みがあったというもので、同掲示板の利用者から連絡がありプロキシサーバを調査し当該掲示板への旧公式サーバからのアクセスを確認し判明した。

同研究所での調査によると、過去に設置したままであったアプリケーション直下のディレクトリに改ざんの形跡を発見し、プロキシサーバのログを解析、当該掲示板へのアクセス履歴と同時刻の旧公式サーバ利用履歴を照合した結果、通常存在しないプログラムが起動した証跡を発見した。

同研究所では、当該サーバの機能を閉鎖しアプリケーションを削除、ファイルの変更履歴を確認の上で、過去1年間の変更履歴を確認、各サーバのログを検証し当該サーバからアクセスが無いことを確認した。

同研究所では今後、侵入方法とその他の脆弱性の検証を行うとともに、外部業者に依頼してWebアプリケーションの再検査を実施し再発防止に取り組むとのこと。

《ScanNetSecurity》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  2. クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

    クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

  3. 信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

    信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

  4. 今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

    今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

  5. 山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

    山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

  6. 「シャドーアクセスとは?」CSAJ が定義と課題をまとめた日本語翻訳資料公開

    「シャドーアクセスとは?」CSAJ が定義と課題をまとめた日本語翻訳資料公開

  7. サイバーセキュリティ版「天国と地獄」~ サプライヤーへサイバー攻撃、身代金支払いを本体へ請求

    サイバーセキュリティ版「天国と地獄」~ サプライヤーへサイバー攻撃、身代金支払いを本体へ請求

  8. 「味市春香なごみオンラインショップ」に不正アクセス、16,407件のカード情報が漏えい

    「味市春香なごみオンラインショップ」に不正アクセス、16,407件のカード情報が漏えい

  9. SECON 2024 レポート:最先端のサイバーフィジカルシステムを体感

    SECON 2024 レポート:最先端のサイバーフィジカルシステムを体感

  10. 「GMOサイバー攻撃 ネットde診断」Palo Alto、Cisco、SonicWall、OpenVPN に対応

    「GMOサイバー攻撃 ネットde診断」Palo Alto、Cisco、SonicWall、OpenVPN に対応

ランキングをもっと見る