同調査は、欧州、南北アメリカ、アジア太平洋、中央アジア、中東、およびアフリカを含む6大陸26カ国の企業のIT意思決定者5,000人を対象に実施したもの。
日本に関する調査結果では、日本企業の約半分(42%)が過去1年間にランサムウェアによる攻撃を受けており、調査対象のITマネージャーの55%が身代金を支払うことなく、バックアップからデータを復元していた。
また日本は、ランサムウェアによるデータの暗号化を効果的に防止できておらず、ランサムウェア攻撃のデータ暗号化成功率が最も低かった。
さらに日本は、被害を回復するための費用も高額になっており、スウェーデンに続き2位という結果となった。
また、ランサムウェアをカバーするサイバーセキュリティ保険加入状況の調査も行われている。
![国別ランサムウェア被害率「The State of Ransomware 2020」](https://scan.netsecurity.ne.jp/imgs/zoom/31377.png)
![国別暗号化前に攻撃を阻止できた比率「The State of Ransomware 2020」](https://scan.netsecurity.ne.jp/imgs/zoom/31378.png)
![国別身代金支払比率「The State of Ransomware 2020」](https://scan.netsecurity.ne.jp/imgs/zoom/31379.png)
![国別復旧費用「The State of Ransomware 2020」](https://scan.netsecurity.ne.jp/imgs/zoom/31380.png)
![青:サイバーセキュリティ保険に加入、オレンジ:ランサムウェアをカバーするサイバーセキュリティ保険に加入「The State of Ransomware 2020」](https://scan.netsecurity.ne.jp/imgs/zoom/31381.png)
オレンジ:ランサムウェアをカバーするサイバーセキュリティ保険に加入