日本の大企業 EDR 導入 2 割止まり、タニウムが調査結果公表 | ScanNetSecurity
2025.11.18(火)

日本の大企業 EDR 導入 2 割止まり、タニウムが調査結果公表

タニウム合同会社は5月27日、「国内EDR実態調査」の結果を発表した。同調査は2月3日から2月4日に、主に大企業のIT管理者と担当者5,563名を対象に株式会社アイ・ティ・アールに委託しWebアンケートを実施、644件の有効回答があった。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
EDRの認知度、EDRとアンチウイルスの違い
EDRの認知度、EDRとアンチウイルスの違い 全 4 枚 拡大写真
 タニウム合同会社は5月27日、「国内EDR実態調査」の結果を発表した。同調査は2月3日から2月4日に、主に大企業のIT管理者と担当者5,563名を対象に株式会社アイ・ティ・アールに委託しWebアンケートを実施、644件の有効回答があった。

 同調査によると、「EDRの名前は知っている」と回答したユーザーは75%を超え、認知度は高いものの、内容まで把握している割合は3割にとどまっている。またEDRとアンチウィルスの違いについて、違いを知っているユーザーは約8割に達しているが、その違いを説明できる割合は約3割にとどまっている。

 EDRの導入は市場全体の2割程度にとどまり、実際に導入したユーザからは、製品を導入できない端末などが存在し効果が限定的であったと、EDRの課題を指摘している。EDRの検知や対応の使用頻度は年に数回にとどまり、EDRツールへの改善要望を確認すると、誤検知の多さ、検知だけしかできないことへの不満、管理画面が使いづらいといった機能要望に続き、価格が高いことが課題として挙げられている。

 同社では調査結果を踏まえて、EDRの導入前にまず徹底すべきサイバー衛生管理の重要性を引き続き市場に提唱するとのこと。

《ScanNetSecurity》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

    テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

  2. Blue Yonder社のシフト作成ツールへの不正アクセスで西友従業員の個人情報が漏えい

    Blue Yonder社のシフト作成ツールへの不正アクセスで西友従業員の個人情報が漏えい

  3. 公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

    公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

  4. 東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

    東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

  5. 攻撃者側のウェブサイトに社名と会社ロゴが掲載 ~ エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃

    攻撃者側のウェブサイトに社名と会社ロゴが掲載 ~ エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃

ランキングをもっと見る
PageTop