メルカリの「Codecov」利用に起因する不正アクセス詳細調査、新たに38件の外部流出確認 | ScanNetSecurity
2025.10.04(土)

メルカリの「Codecov」利用に起因する不正アクセス詳細調査、新たに38件の外部流出確認

株式会社メルカリは8月6日、5月21日に公表したコードカバレッジツール「Codecov」利用に起因する第三者からの不正アクセスによる同社のソースコードの一部及び一部顧客情報の流出について、調査結果を発表した。

インシデント・事故 インシデント・情報漏えい
公式サイト
公式サイト 全 5 枚 拡大写真
 株式会社メルカリは8月6日、5月21日に公表したコードカバレッジツール「Codecov」利用に起因する第三者からの不正アクセスによる同社のソースコードの一部及び一部顧客情報の流出について、調査結果を発表した。同社では外部の専門企業の協力のもと、影響範囲に関する詳細な調査を進めていた。

 調査結果によると、新たにフリマアプリ「メルカリ」で2015年12月から2019年2月の間にカスタマーサービス対応に関連した一部顧客情報(氏名、住所、生年月日、取引メッセージ)が13件、同社子会社を含む一部従業員等に関する情報(2021年4月時点の一部従業員の氏名、会社メールアドレス、従業員ID等、過去の在籍者や一部外部委託先含む)25件の外部流出を確認している。

 同社でこれまでに流出を確認した情報の累計は、5月21日公表分の27,889件と合わせて27,927件となる。なお現時点で、流出した情報が悪用されたことによる被害等は確認されていない。

 同社では今後、グループ横断でセキュリティ対策の継続的な強化に取り組むとのこと。

《ScanNetSecurity》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

    ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

  2. 業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

    業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

  3. 日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」

    日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」PR

  4. 諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

    諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

  5. Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

    Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

ランキングをもっと見る
PageTop