9月8日(水) 開催の Scan勉強会#06 タイトル「“町中華”インテリジェンスの大将」とはいったい誰か | ScanNetSecurity
2024.03.29(金)

9月8日(水) 開催の Scan勉強会#06 タイトル「“町中華”インテリジェンスの大将」とはいったい誰か

今回の勉強会の登壇者は、NTTデータ先端技術株式会社 セキュリティ事業部 サイバーセキュリティインテリジェンスセンター長 Principal Scientist 宮坂肇さんと、サイファーマ株式会社 五十嵐修平さんの二人です。

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 ScanNetSecurity はこのたび、9 月 8 日(水)13:00 から、Scan勉強会#06「“町中華”インテリジェンスの大将に聞く - サイバーインテリジェンスの選び方と活用 - 」を、サイファーマ株式会社と共催でオンライン開催します。

 今回の勉強会の登壇者は、NTTデータ先端技術株式会社 セキュリティ事業部 サイバーセキュリティインテリジェンスセンター長 Principal Scientist 宮坂肇(みやさか はじめ)さんと、サイファーマ株式会社 Country Manager 五十嵐修平(いがらし しゅうへい)さんの二人です。

 ScanNetSecurity は 3 月に、NTTデータ先端技術社が開催した記者会見を取材し、同社が提供する、サイバースレットインテリジェンスを活用したセキュリティ運用支援サービスを「町中華のような味わい」とレポート記事で評しました

 インテリジェンスを活用したサービスの多くは通常、収集する情報のソースの豊富さや(例: n 百万件)、件数の多さ(例: n 十億イベント/日)、分析ルールやアルゴリズムの技術力(例:機械学習、AI )、軍属出身者等で構成される分析官の優秀さ(例: CIA、GCHQ、〇〇部隊出身)など、インテリジェンスサービスの優位性をこれでもかと「情報」によって訴求するケースが多く、それはさながら、優れた食材や画期的調理方法、優れたシェフのキャリアなどの情報をふんだんに掲載した、名店レストランのホームページのようです。

 それに対し、宮坂さんが率いる NTTデータ先端技術 サイバーセキュリティインテリジェンスセンターは、こうした「情報による訴求」を一切行わず、単に顧客にとってどのような活用ができるのか等の説明に終始し、あたかも土日の始発列車のような味わいが、むしろフレッシュに感じられたのでした。

 APT グループの番号や、使用されるマルウェア、攻撃の手順等について、ユーザー企業は必ずしも詳しく情報を知りたいとは限らない。自分の会社にとっての不利益とリスクにしか興味を持てない企業も多い。たとえるなら、ミシュランの名店でソムリエの蘊蓄に耳を傾けながら高級ワインを飲むよりも、どこから仕入れた食材かは何らわからなくても、寡黙な大将が中華鍋を振るいつもの町中華で、うまい餃子をつつきながらサッポロ赤星を瓶ビールで飲みたい。そんなユーザーセントリックなセキュリティサービスの価値提案のように感じ、レポート記事を 3 月 25 日に配信しました。

 こういった企業取材記事は、取材対象とのなんらかの「握り」を行ったうえで書いているものと考える方もいらっしゃるかもしれませんが、他の媒体ならいざ知らず、ScanNetSecurity に関しては、ごく稀に事実確認を行うことを除き、表現や解釈に関し、記事内容の事前確認などを行うことは全くありません。たとえば以前本誌は、バリオセキュア・ネットワークス社 取締役の長谷部 泰幸さん(所属と肩書は当時)の風貌を「ヤクザ映画に出演したホンジャマカの石塚英彦」と描写しましたが、これもご本人に事前の確認などはなんら得ていません。要するにいつもダマです。

 そのため、NTTデータ先端技術のM岡さんから後日、取材及び記事配信のお礼と「一度情報交換でオンラインミーティングでお会いできないか、宮坂も是非お会いしたいと言っている」という趣旨の連絡があったときは、編集担当者の背筋を冷たいものが走りました。

 仮にも NTTデータグループで、しかも「 Principal Scientist 」などという、ついぞ聞いたこともない役職がついている以上、それなりに偉い人であることはおそらく間違いなく、そんな人物を記事内で一言の断りもなく「町中華の親父」呼ばわりした事実は否定できず、万が一まったくユーモアを解さない場合、当然一定のリスクがあることは記事配信時点で充分に予測がつくことでした。いざとなれば報道の自由という憲法で保障された権利はあるものの、決して胸騒ぎがなかったとは言えません。

 しかし、そもそも企業についての記事を書く際は「最悪出入禁止覚悟」これが ScanNetSecurity の執筆方針であり、その時はその時と考え、Zoom によるオンラインミーティングに臨みました。しかし、そこで編集部は恐るべきものを目にしたのでした。

中華料理のシェフのイラスト(いらすとや)
宮坂さんの Zoom に設定された、いらすとやの町中華シェフ画像

 ユーザー志向のセキュリティサービスとして、宮坂 Principal Scientist は、本誌が書いた記事を、驚くべきことにかなり評価しており、記事配信以降「いらすとやの町中華シェフ」のアイコンを自身の Zoom の画像に設定してさえいるということでした。今回の Scan勉強会#06「“町中華”インテリジェンスの大将に聞く、サイバーインテリジェンスの選び方と活用」は、この打ち合わせをきっかけに開催が決定されました。

 たとえサービスのインターフェースは町中華でも、その基盤となるサイバースレットインテリジェンスの内容は当然名店クオリティです。今回の勉強会では、NTTデータ先端技術にインテリジェンスを提供する、サイファーマ株式会社の五十嵐さんにも登壇いただき、町中華のカウンターからは見えないインテリジェンスの裏付けについてもお話をお聞きします。

 インテリジェンスサービスに興味はあるが、APT だのキルチェーンだの MITRE だのゴチャゴチャ面倒くさい、そう考えている方は、9 月 8 日(水)13:00 からScan勉強会に是非ご参加下さい。

●Scan勉強会#06
「“町中華”インテリジェンスの大将に聞く - サイバーインテリジェンスの選び方と活用 - 」
https://cowebinar.cyfirma.com/

開催:2021 年 9 月 8 日(水)13:00 ~ 14:00

参加無料、Zoom ウェビナー使用、定員 50 名、参加資格ユーザー企業

アジェンダ
・13:00 開会挨拶 株式会社イード ScanNetSecurity

・13:05~13:20「脅威インテリジェンス導入に成功する企業、失敗する企業の条件」
 サイファーマ Country Manager 五十嵐修平氏

・13:20~13:35「インテリジェンスの再考と活用 」
 NTTデータ先端技術 Principal Scientist 宮坂肇氏

・13:35~14:00「クロストーク / 質疑応答後 / クロージング 」

(上記アジェンダは予告なく変更されることがあります)

《高橋 潤哉( Junya Takahashi )》

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