ポートスキャンなどの機能を強化、IoT機器向けファジングテストツール「Raven for Fuzzing」提供開始 | ScanNetSecurity
2025.10.04(土)

ポートスキャンなどの機能を強化、IoT機器向けファジングテストツール「Raven for Fuzzing」提供開始

 富士ソフト株式会社は2月28日、ファジングテストツール「FFRI Raven」のセキュリティ機能を向上させ、新サービス「Raven for Fuzzing」として3月1日から提供開始すると発表した。

製品・サービス・業界動向 新製品・新サービス

 富士ソフト株式会社は2月28日、ファジングテストツール「FFRI Raven」のセキュリティ機能を向上させ、新サービス「Raven for Fuzzing」として3月1日から提供開始すると発表した。

 同社では2021年4月から、IoT機器向けファジングテストツール「FFRI Raven」を提供していたが、ポートスキャンなどの機能強化を図り、新サービス「Raven for Fuzzing」として3月1日から提供する。

 ファジングテストは、組み込み機器やソフトウェア製品のバグや未知の脆弱性を検出することに長けたテスト手法で、IoT機器の動作に問題を誘発しそうなデータでテストを行い、異常を検出する。ファジングテストツールの使用で、自動で様々なデータを無作為かつ大量生成し、ファジングテストを実施し、テスト後の動作監視を行うことができる。

 「Raven for Fuzzing」は、異常なパケットの組み合わせを自動生成してテスト対象機器に自動送信し動作を監視、整数オーバーフロー、バッファオーバーフロー、off-by-one、境界値未チェック、異常フラグ、サービス妨害攻撃、リソース異常消費など、多数の致命的な脆弱性の発見が可能となる。TCP/IPやSNMP、HTTPなど多数のプロトコルをサポートしており、特殊なプロトコルへの対応も可能となっている。

 「Raven for Fuzzing」は、ライセンス50万円/月で提供となり、ファジングテスト実施サービスは個別見積り。

《高橋 潤哉》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

    業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

  2. ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

    ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

  3. 諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

    諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

  4. Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

    Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

  5. パソナの派遣社員が独立行政法人に関する情報を不正に持ち出し、削除の要請にも応じず

    パソナの派遣社員が独立行政法人に関する情報を不正に持ち出し、削除の要請にも応じず

ランキングをもっと見る
PageTop