Amazon、米国で170以上の模倣品業者に民事訴訟を提起 | ScanNetSecurity
2024.04.30(火)

Amazon、米国で170以上の模倣品業者に民事訴訟を提起

 アマゾンジャパン合同会社は6月9日、2回目となるブランドプロテクションレポートを公開した。Amazonのストアで販売される商品の真正性を確保し、悪質業者を撲滅する取り組みについて紹介している。

製品・サービス・業界動向 業界動向

 アマゾンジャパン合同会社は6月9日、2回目となるブランドプロテクションレポートを公開した。Amazonのストアで販売される商品の真正性を確保し、悪質業者を撲滅する取り組みについて紹介している。

 Amazonでは2021年に、顧客やブランドオーナー、販売事業者を模倣品や詐欺等の不正から保護するために9億ドル以上を投資し、機械学習のサイエンティストやソフトウェア開発者、専門調査員など12,000人以上が取り組んでいる。

 同レポートでは、「Amazonのストアを保護する対策」「ブランドオーナーと協力しブランドを保護していくためのツール」「悪質業者の責任追及」における進展について紹介している。

 同レポートによると、Amazonでは2021年に250万以上の不正な出品アカウントの開設を阻止している。また、自動化されたブランド保護ツールの活用が拡大し効果が向上したことで、ブランドオーナーが発見しAmazonに申告する違反報告件数の平均は、前年から25%減少している。

 Amazonの Counterfeit Crimes Unit(CCU、模倣品犯罪対策チーム)では引き続き、模倣品業者の責任を追及し、2021年には、米国で170以上の模倣品業者に対し民事訴訟を提起、米国、英国、EU、中国で提訴または告発した犯罪件数は600件以上に上り、2020年から300%以上増加している。またAmazonでは、300万点以上の模倣品を突き止め、差し押さえ、適切に処理することで、顧客の被害と小売サプライチェーンでの再販を阻止したとのこと。

《ScanNetSecurity》

関連記事

PageTop

アクセスランキング

  1. 今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

    今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

  2. GROWI に複数の脆弱性

    GROWI に複数の脆弱性

  3. 雨庵 金沢で利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

    雨庵 金沢で利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

  4. 2023年「業務外利用・不正持出」前年 2 倍以上増加 ~ デジタルアーツ調査

    2023年「業務外利用・不正持出」前年 2 倍以上増加 ~ デジタルアーツ調査

  5. クラウド型データ管理システム「ハイクワークス」のユーザー情報に第三者がアクセス可能な状態に

    クラウド型データ管理システム「ハイクワークス」のユーザー情報に第三者がアクセス可能な状態に

  6. インターネット専用宝くじで当選本数の登録誤り、1 等 200 万円 10 本が 200 本に

    インターネット専用宝くじで当選本数の登録誤り、1 等 200 万円 10 本が 200 本に

  7. セトレならまちで利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

    セトレならまちで利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

  8. PlayStation公式になりすましたアカウントに注意喚起、個人情報要求DMも

    PlayStation公式になりすましたアカウントに注意喚起、個人情報要求DMも

  9. 社員のセキュリティ意欲高める施策とは? 罰則は逆効果 ~ プルーフポイント「2024 State of the Phish」日本語版公表

    社員のセキュリティ意欲高める施策とは? 罰則は逆効果 ~ プルーフポイント「2024 State of the Phish」日本語版公表

  10. メール誤送信事故多発で悪名高いドッペルゲンガードメイン「gmai.com」はどこの誰が保有しているのか?

    メール誤送信事故多発で悪名高いドッペルゲンガードメイン「gmai.com」はどこの誰が保有しているのか?

ランキングをもっと見る