PowerCMS の XMLRPC API にコマンドインジェクションの脆弱性 | ScanNetSecurity
2025.12.04(木)

PowerCMS の XMLRPC API にコマンドインジェクションの脆弱性

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は9月2日、PowerCMS の XMLRPC API におけるコマンドインジェクションの脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は9月2日、PowerCMS の XMLRPC API におけるコマンドインジェクションの脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。影響を受けるシステムは以下の通り。

PowerCMS 6.021 およびそれ以前のバージョン (PowerCMS 6系)
PowerCMS 5.21 およびそれ以前のバージョン (PowerCMS 5系)
PowerCMS 4.51 およびそれ以前のバージョン (PowerCMS 4系)
※すでにサポートが終了している PowerCMS 3系以前のバージョンも本脆弱性の影響がある

 アルファサード株式会社が提供する PowerCMS の XMLRPC API には、コマンドインジェクションの脆弱性が存在し、PowerCMS の XMLRPC API に細工したメッセージを POST メソッドで送信することで任意の Perl スクリプトを実行可能され、その結果 OS コマンドを実行される可能性がある。

 なお開発者によると、本脆弱性を悪用してもコマンドの引数に任意の値を与えて実行することはできないとのこと。

 JVNでは、XMLRPC API を利用しない場合はXMLRPC API 機能の無効化を、XMLRPC API を利用する場合は修正ファイルを適用するよう呼びかけている。

《ScanNetSecurity》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. テインへのランサムウェア攻撃、子会社の中国工場が 1 週間稼働を停止

    テインへのランサムウェア攻撃、子会社の中国工場が 1 週間稼働を停止

  2. 期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

    期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

  3. 流出先での営業活動が新たに判明 ~ ヤマト運輸の元従業員による情報不正持ち出し

    流出先での営業活動が新たに判明 ~ ヤマト運輸の元従業員による情報不正持ち出し

  4. 大企業における VPN 時代の終焉ほか ~ Zscaler 2026年サイバーセキュリティトレンド

    大企業における VPN 時代の終焉ほか ~ Zscaler 2026年サイバーセキュリティトレンド

  5. 感染が確認された機器は一部サーバに限定 ~ ユーザックシステムへのランサムウェア攻撃

    感染が確認された機器は一部サーバに限定 ~ ユーザックシステムへのランサムウェア攻撃

ランキングをもっと見る
PageTop