独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は1月12日、ピクセラ製 PIX-RT100 における複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。株式会社ラックの飯田雅裕氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
PIX-RT100 バージョン RT100_TEQ_2.1.1_EQ101 および RT100_TEQ_2.1.2_EQ101
株式会社ピクセラが提供する PIX-RT100 には、下記の影響を受ける可能性がある脆弱性が存在する。
・OS コマンドインジェクション(CVE-2023-22304)
→管理画面にログイン可能なユーザによって任意の OS コマンドを実行される
・バックドアの問題(CVE-2023-22316)
→隣接ネットワーク上の第三者によってドキュメント化されていない Telnet サービスまたは SSH サービスを介して当該製品にアクセスされる
JVNでは開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートするよう呼びかけている。