警察庁に報告のあったランサムウェア被害、前年比57.5%増加し230件 | ScanNetSecurity
2026.03.14(土)

警察庁に報告のあったランサムウェア被害、前年比57.5%増加し230件

 警察庁は2月2日、令和4(2022)年の犯罪情勢について暫定値を発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
企業・団体等におけるランサムウェア被害の報告件数
企業・団体等におけるランサムウェア被害の報告件数 全 3 枚 拡大写真

 警察庁は2月2日、令和4(2022)年の犯罪情勢について暫定値を発表した。

 同資料によると、2022年中に警察庁に報告のあったランサムウェアによる被害件数は230件で前年比57.5%で増加し、VPN機器やリモートデスクトップ等のテレワークに利用される機器等の脆弱性を狙われたケースが大半を占めていたという。被害は企業・団体等の規模やその業種を問わず広範に及び、一時的に業務停止に陥る事態も発生していた。

 インターネットバンキングに係る不正送金事犯についても、2022年は発生件数が1,131件で前年比93.7%増、被害総額は約15億円で86.0%増と、いずれも3年ぶりに前年比増となった。被害の多くがフィッシングによるものとみられ、金融機関を装ったフィッシングサイトへ誘導するメールが多数確認されている。

 サイバー攻撃についても、北朝鮮当局の下部組織とされるサイバー攻撃グループによる暗号資産関連事業者等を標的としたものや、学術関係者、シンクタンク研究員等を標的としたものが確認され、2022年中に警察庁が検知したサイバー空間における探索行為等とみられるアクセスの件数は、1日・1IPアドレス当たり7,707.9件と過去最多で、その多くがIoT機器へのサイバー攻撃や脆弱性を有するIoT機器の探索行為であるとみられる。

 警察庁で2022年10月に「治安に関するアンケート調査」を実施したところ、ここ10年間での日本の治安に関し、「悪くなったと思う」旨の回答が全体の67.1%を占め、その要因として想起する犯罪について、「無差別殺傷事件」、「オレオレ詐欺等の詐欺」、「児童虐待」及び「サイバー犯罪」が多く挙げられていた。

《ScanNetSecurity》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 奴らの仕事は自社製品を壊しまくること ~ Microsoft 攻撃研究チーム「STORM」が示すセキュリティの本気度

    奴らの仕事は自社製品を壊しまくること ~ Microsoft 攻撃研究チーム「STORM」が示すセキュリティの本気度

  2. 厚生労働省初動対応チームの派遣を受け対応 ~ 白梅豊岡病院にランサムウェア攻撃

    厚生労働省初動対応チームの派遣を受け対応 ~ 白梅豊岡病院にランサムウェア攻撃

  3. L2 スイッチでゼロトラストを実現、「セキュリティ予算」でなく「ネットワーク機器予算」で導入 ~ パイオリンクが語る超現実解

    L2 スイッチでゼロトラストを実現、「セキュリティ予算」でなく「ネットワーク機器予算」で導入 ~ パイオリンクが語る超現実解PR

  4. 山藤三陽印刷にランサムウェア攻撃、外部へのデータ送信を示す痕跡は確認されず

    山藤三陽印刷にランサムウェア攻撃、外部へのデータ送信を示す痕跡は確認されず

  5. 誤操作の発覚を恐れて委託先社員がログから記録を削除・変更したことが原因 ~ JAL「手荷物当日配送サービス」システム障害

    誤操作の発覚を恐れて委託先社員がログから記録を削除・変更したことが原因 ~ JAL「手荷物当日配送サービス」システム障害

ランキングをもっと見る
PageTop