警察庁に報告のあったランサムウェア被害、前年比57.5%増加し230件 | ScanNetSecurity
2024.06.15(土)

警察庁に報告のあったランサムウェア被害、前年比57.5%増加し230件

 警察庁は2月2日、令和4(2022)年の犯罪情勢について暫定値を発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
企業・団体等におけるランサムウェア被害の報告件数
企業・団体等におけるランサムウェア被害の報告件数 全 3 枚 拡大写真

 警察庁は2月2日、令和4(2022)年の犯罪情勢について暫定値を発表した。

 同資料によると、2022年中に警察庁に報告のあったランサムウェアによる被害件数は230件で前年比57.5%で増加し、VPN機器やリモートデスクトップ等のテレワークに利用される機器等の脆弱性を狙われたケースが大半を占めていたという。被害は企業・団体等の規模やその業種を問わず広範に及び、一時的に業務停止に陥る事態も発生していた。

 インターネットバンキングに係る不正送金事犯についても、2022年は発生件数が1,131件で前年比93.7%増、被害総額は約15億円で86.0%増と、いずれも3年ぶりに前年比増となった。被害の多くがフィッシングによるものとみられ、金融機関を装ったフィッシングサイトへ誘導するメールが多数確認されている。

 サイバー攻撃についても、北朝鮮当局の下部組織とされるサイバー攻撃グループによる暗号資産関連事業者等を標的としたものや、学術関係者、シンクタンク研究員等を標的としたものが確認され、2022年中に警察庁が検知したサイバー空間における探索行為等とみられるアクセスの件数は、1日・1IPアドレス当たり7,707.9件と過去最多で、その多くがIoT機器へのサイバー攻撃や脆弱性を有するIoT機器の探索行為であるとみられる。

 警察庁で2022年10月に「治安に関するアンケート調査」を実施したところ、ここ10年間での日本の治安に関し、「悪くなったと思う」旨の回答が全体の67.1%を占め、その要因として想起する犯罪について、「無差別殺傷事件」、「オレオレ詐欺等の詐欺」、「児童虐待」及び「サイバー犯罪」が多く挙げられていた。

《ScanNetSecurity》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 役に立たないメール訓練 もうやめません? by Googleセキュリティ担当者

    役に立たないメール訓練 もうやめません? by Googleセキュリティ担当者

  2. 不正アクセス 盗まれたのは公式サイトのドメイン

    不正アクセス 盗まれたのは公式サイトのドメイン

  3. KADOKAWA グループ複数サイトで障害、サイバー攻撃の可能性

    KADOKAWA グループ複数サイトで障害、サイバー攻撃の可能性

  4. PR会社が利用するクラウドストレージに不正アクセス、PDFや画像など静的データ削除

    PR会社が利用するクラウドストレージに不正アクセス、PDFや画像など静的データ削除

  5. イセトーにランサムウェア攻撃、阿波銀行・藤沢市・茅ヶ崎市にも影響

    イセトーにランサムウェア攻撃、阿波銀行・藤沢市・茅ヶ崎市にも影響

  6. 海外サイトに顧客情報が掲載 ~「転職支援サイト」 に不正アクセス

    海外サイトに顧客情報が掲載 ~「転職支援サイト」 に不正アクセス

  7. 「ネクストレベル」に不正アクセス、496,119 件のワーカーの個人情報流出

    「ネクストレベル」に不正アクセス、496,119 件のワーカーの個人情報流出

  8. IPA、中小企業向けの内部不正防止対策の報告書公開

    IPA、中小企業向けの内部不正防止対策の報告書公開

  9. イセトーにランサムウェア攻撃、複数のサーバと PC が暗号化被害

    イセトーにランサムウェア攻撃、複数のサーバと PC が暗号化被害

  10. 九州電力グループのキューヘンにランサムウェア攻撃、社内情報の一部が暗号化被害

    九州電力グループのキューヘンにランサムウェア攻撃、社内情報の一部が暗号化被害

ランキングをもっと見る