マルウェアのアンチデバッグ機能自動識別ツール「AntiDebugSeeker」 | ScanNetSecurity
2026.01.30(金)

マルウェアのアンチデバッグ機能自動識別ツール「AntiDebugSeeker」

 株式会社ラックは10月18日、マルウェアに含まれるアンチデバッグ機能を自動的に識別するツール「AntiDebugSeeker」を開発し、IDA Plugin Contest 2023に提出したと発表した。 同社 サイバー救急センターの武田貴寛氏が作成している。

製品・サービス・業界動向 新製品・新サービス

 株式会社ラックは10月18日、マルウェアに含まれるアンチデバッグ機能を自動的に識別するツール「AntiDebugSeeker」を開発し、IDA Plugin Contest 2023に提出したと発表した。 同社サイバー救急センターの武田貴寛氏が開発した。

 2009年から毎年開催されている IDA Plugin Contestは、その年のIDAプラグイン上位3位を決めるコンテスト。

 多くのマルウェアでは、解析を困難にすることを目的としたアンチデバッグという機能を持っていることがあり、多くの被害組織が出るばらまき型メールで拡散するマルウェアや流行しているランサムウェアでは、複数のアンチデバッグ機能の実装を確認している。

 「AntiDebugSeeker」は、マルウェア解析を始めて間もない研究者や、アンチデバッグに壁を感じている技術者も直感的に使えるよう、武田氏はシンプルで分かりやすいUIを心掛け、作成している。

 同ツールは、マルウェアが使用している可能性のあるアンチデバッグ機能を自動的に識別し、抽出でき、主な機能として下記の2つを備えている。

・マルウェアによってアンチデバッグに使用されている可能性のあるWindows APIを抽出
・Windows APIに加え、キーワードをトリガーとして使用することで、Windows API呼び出しのみでは識別できないアンチデバッグ機能を抽出

 また、ルールを定義したファイルは、簡単に検知したいキーワードやAPIを追加できるため、ツールを使用する方が自由にルールを変更、追加できる。

 同ツールはGitHubで公開している。同社記事では同ツールの使い方についても解説している。

《高橋 潤哉》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 通行中の市民がごみステーションで生活保護受給者の申請書を発見

    通行中の市民がごみステーションで生活保護受給者の申請書を発見

  2. TOKAIコミュニケーションズ「OneOffice Mail Solution」への不正アクセス、未発見だったサーバ機器の脆弱性を悪用

    TOKAIコミュニケーションズ「OneOffice Mail Solution」への不正アクセス、未発見だったサーバ機器の脆弱性を悪用

  3. エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃、北海道と神奈川県の LPガス配送にかかわる情報が漏えいした可能性

    エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃、北海道と神奈川県の LPガス配送にかかわる情報が漏えいした可能性

  4. 内閣官房国家サイバー統括室が BIMI 対応

    内閣官房国家サイバー統括室が BIMI 対応

  5. 新たに 15 の役割を定義 ~ JNSA「セキュリティ知識分野(SecBoK)人材スキルマップ2025年度版」公開

    新たに 15 の役割を定義 ~ JNSA「セキュリティ知識分野(SecBoK)人材スキルマップ2025年度版」公開

ランキングをもっと見る
PageTop