株式会社ドワンゴは6月27日、同社サービスのシステム障害における対応状況について発表した。
ドワンゴでは、第三者によるランサムウェアを含む大規模なサイバー攻撃で「ニコニコ」のサービス全般の利用を一時的に停止しており、被害の全容解明や原因究明、システムの復旧対応に取り組んでいる。
ドワンゴによると、現時点でのサービス復旧状況は下記の通り。
・停止中
ニコニコのサービス全般およびニコニコアカウントによる外部サービスへのログイン
・再開したサービス
ニコニコ動画:6月14日にニコニコ動画(Re:仮)を臨時サービスとして提供開始
ニコニコ生放送:6月19日にニコニコ生放送(Re:仮)を臨時サービスとして提供開始
NicoFT:6月20日にサービスを再開
ニコニ・コモンズ:6月25日にニコニ・コモンズ(Re:仮)を臨時サービスとして提供開始
ニコニコ漫画:6月25日にスマートフォン版Webサイトを一部再開、6月27日にアプリ(iOS/Android)を機能縮小版で再開
ボカコレ:6月27日にアプリ(iOS)を簡易機能版で再開
・今後の予定
ニコニコチャンネルプラス:6月28日にサービスを一部再開
ニコニコ生放送(Re:仮):7月1日にチャンネル数を増加しコンテンツを拡充
なお、他のニコニコファミリーサービス、楽曲収益化サービス、ドワンゴチケット、ドワンゴジェイピーストアの一部機能、 N予備校(月額会員向け)については、引き続き復旧・再開に向けて対応中。
また、プレミアム会員およびニコニコチャンネル、N予備校の月額会員への補償については、6月、7月度の2ヶ月分を全額補償する方向で、補償内容と方法を検討・調整している。クリエイター収益の補償については、過去実績に基づいた収益を補償する方向で検討・調整している。クリエイターサポートのサポーターへの補償については、6月8日時点でのサポーターに1ヶ月分を全額補償する方向で検討・調整している。
ドワンゴでは一日も早い復旧を目指し、取り組むとのこと。