福森大喜氏 GMOイエラエに参画 ~ インターポールサイバー捜査部門 世界初 民間登用出向者 | ScanNetSecurity
2024.07.09(火)

福森大喜氏 GMOイエラエに参画 ~ インターポールサイバー捜査部門 世界初 民間登用出向者

GMOサイバーセキュリティ byイエラエは、インターポールでサイバー犯罪捜査部門の設立とメンバーの指導経験がある福森大喜氏が同社に参画したと発表した。

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福森大喜(ふくもり・だいき)氏
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 GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社は7月1日、インターポール(国際刑事警察機構)でサイバー犯罪捜査部門の設立とメンバーの指導経験がある福森大喜(ふくもり だいき)氏が同日、同社に参画したと発表した。

 福森氏は、2002年に国内大手セキュリティ企業に入社後、不正検知システムの開発からインシデントレスポンスチーム、Webアプリケーションのセキュリティ検査などさまざまな業務に従事し、2006年にはサイバーセキュリティ企業の立ち上げに携わるとともに最高技術責任者(CTO)を務めた。

 2009年から「DEF CON CTF」の決勝戦に5年連続で出場した経歴を持ち、2014年にはインターポールサイバー犯罪捜査部門に世界で初となる民間からの出向者に登用された。また、インターポールに加盟する196の国と地域のサイバー犯罪捜査官の技術的指導にもあたった。2016年および2021年には、韓国のセキュリティ技術者エリート養成所「BoB(Best of the Best)」の特別講師も務めた。

 福森氏は今後、シンガポールを拠点としてインターポールとも連携しながら、これまでに得た知見やノウハウを活用し、企業・組織のセキュリティインシデント対応支援やデジタル・フォレンジック調査、サイバー捜査官などを対象とした公的機関へのセキュリティトレーニングなどの教育、SOCサービスにおけるサイバー攻撃の検知・防御力向上のための研究開発などに参画する予定。

 また、GMOインターネットグループ全体のセキュリティ強化、サービスの海外展開も進める予定としている。同社では、攻撃者目線のセキュリティ(オフェンシブ・セキュリティ)の知見と技術をサイバー防衛分野にも活用するとともに、サイバー防衛において高い専門性を持つエンジニアによる高品質なサイバーセキュリティ防衛サービスを提供することを目的に、今後も優秀なセキュリティのエキスパートを積極的に採用し技術研究と開発を続けていくとしている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

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