調査開始以来最大 ネット犯罪損失額 2兆 3,743億円 ~ FBI レポート | ScanNetSecurity
2026.03.11(水)

調査開始以来最大 ネット犯罪損失額 2兆 3,743億円 ~ FBI レポート

 FBI によると、ランサムウェアによる被害額は過少計上されている可能性があり、ビジネス、時間、賃金、ファイルや機器の損失、あるいは第三者機関による問題解決のためのインシデント対応や復旧サービスの費用による影響は加味されていないという。「被害に遭った組織が FBI に損害額を報告しないケースもあるため、ランサムウェアによる被害総額が不自然に少なくなっている」とレポートには追記されている。

国際 TheRegister
https://regmedia.co.uk/2025/04/23/2024_fbi_ic3report.pdf
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 FBI(米連邦捜査局)によると、デジタル詐欺・恐喝犯は昨年米国の企業・個人から「驚愕の」166 億ドル(編集部註:約 2 兆 3,743 億円)を騙し取ったという — これは、同局のインターネット犯罪苦情センター(IC3:Internet Crime Complaint Center)が 25 年前に追跡調査を始めて以来記録上最大の損失額だ。

 また 2024 年には、ランサムウェアの IC3 への苦情件数が前年比 9 パーセント増加し、引き続き重要インフラ組織への最大の脅威になった。

 「この損害額の増加は、特に懸念されるものです。というのも、FBI は昨年、悪意ある者らが犯罪に成功しにくく、よりコストを要するよう、相当な手段を講じたのですから」と、FBI で犯罪・サイバー担当オペレーションズディレクターを務めるチャド・ヤーブロー氏はこのたび公開された 2024 年度 IC3レポート(PDF)にて述べた。

 ヤーブロー氏は、FBI が LockBit に与えた「深刻な打撃」、および連邦警察が 2022 年以降ランサムウェア被害者に提供してきた「数千にもおよぶ」復号キーについても言及している。

 にもかかわらず、災難は続く。


《The Register誌特約記事》

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