調査開始以来最大 ネット犯罪損失額 2兆 3,743億円 ~ FBI レポート | ScanNetSecurity
2026.05.23(土)

調査開始以来最大 ネット犯罪損失額 2兆 3,743億円 ~ FBI レポート

 FBI によると、ランサムウェアによる被害額は過少計上されている可能性があり、ビジネス、時間、賃金、ファイルや機器の損失、あるいは第三者機関による問題解決のためのインシデント対応や復旧サービスの費用による影響は加味されていないという。「被害に遭った組織が FBI に損害額を報告しないケースもあるため、ランサムウェアによる被害総額が不自然に少なくなっている」とレポートには追記されている。

国際 TheRegister
https://regmedia.co.uk/2025/04/23/2024_fbi_ic3report.pdf
https://regmedia.co.uk/2025/04/23/2024_fbi_ic3report.pdf 全 1 枚 拡大写真

 FBI(米連邦捜査局)によると、デジタル詐欺・恐喝犯は昨年米国の企業・個人から「驚愕の」166 億ドル(編集部註:約 2 兆 3,743 億円)を騙し取ったという — これは、同局のインターネット犯罪苦情センター(IC3:Internet Crime Complaint Center)が 25 年前に追跡調査を始めて以来記録上最大の損失額だ。

 また 2024 年には、ランサムウェアの IC3 への苦情件数が前年比 9 パーセント増加し、引き続き重要インフラ組織への最大の脅威になった。

 「この損害額の増加は、特に懸念されるものです。というのも、FBI は昨年、悪意ある者らが犯罪に成功しにくく、よりコストを要するよう、相当な手段を講じたのですから」と、FBI で犯罪・サイバー担当オペレーションズディレクターを務めるチャド・ヤーブロー氏はこのたび公開された 2024 年度 IC3レポート(PDF)にて述べた。

 ヤーブロー氏は、FBI が LockBit に与えた「深刻な打撃」、および連邦警察が 2022 年以降ランサムウェア被害者に提供してきた「数千にもおよぶ」復号キーについても言及している。

 にもかかわらず、災難は続く。


《The Register誌特約記事》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 経済産業省の審議官が感じた日本のサイバーセキュリティに抜けている二つのポイント

    経済産業省の審議官が感じた日本のサイバーセキュリティに抜けている二つのポイント

  2. アメリカ人「近所にデータセンターが建設されるくらいなら原子力発電所が建つ方がまだまし」世論調査結果

    アメリカ人「近所にデータセンターが建設されるくらいなら原子力発電所が建つ方がまだまし」世論調査結果

  3. ホクヨーにランサムウェア攻撃、システム障害発生するも現在は復旧

    ホクヨーにランサムウェア攻撃、システム障害発生するも現在は復旧

  4. イレブンラボ利用の Udemy Business で情報漏えい「10年以上維持してきたドメインの信頼を守るべく法的措置を含めた厳正な対応を検討」

    イレブンラボ利用の Udemy Business で情報漏えい「10年以上維持してきたドメインの信頼を守るべく法的措置を含めた厳正な対応を検討」

  5. Fortinet, Palo Alto, Cisco ~ 国産CNAPP「Cloudbase」がネットワーク機器の脆弱性可視化機能リリース

    Fortinet, Palo Alto, Cisco ~ 国産CNAPP「Cloudbase」がネットワーク機器の脆弱性可視化機能リリース

ランキングをもっと見る
PageTop