独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は9月29日、DataSpider ServistaにおけるXML外部実体参照(XXE)に関する脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。株式会社サイバーディフェンス研究所の津野田茂明氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
DataSpider Servista 4.4 およびそれ以前のバージョン
株式会社セゾンテクノロジーが提供するデータ連携ソフトウェア「DataSpider Servista」には、XML外部実体参照(XXE)に関する脆弱性(CVE-2025-48006)が存在し、細工されたリクエストを処理することで、当該製品のサーバアプリケーションがインストールされたファイルシステム上の任意のファイルを読み取られたり、サービス運用妨害(DoS)状態を引き起こされる可能性がある。
JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新バージョンにアップデートするよう呼びかけている。