OpenSSL に複数の脆弱性 | ScanNetSecurity
2026.08.24(月)

OpenSSL に複数の脆弱性

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月1日、OpenSSLにおける複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。影響を受けるシステムは以下の通り。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月1日、OpenSSLにおける複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。影響を受けるシステムは以下の通り。

・CVE-2025-9230
OpenSSL 3.5.4より前の3.5系バージョン
OpenSSL 3.4.3より前の3.4系バージョン
OpenSSL 3.3.5より前の3.3系バージョン
OpenSSL 3.2.6より前の3.2系バージョン
OpenSSL 3.0.18より前の3.0系バージョン
OpenSSL 1.1.1zdより前の1.1.1系バージョン
OpenSSL 1.0.2zmより前の1.0.2系バージョン

・CVE-2025-9231
OpenSSL 3.5.4より前の3.5系バージョン
OpenSSL 3.4.3より前の3.4系バージョン
OpenSSL 3.3.5より前の3.3系バージョン
OpenSSL 3.2.6より前の3.2系バージョン

・CVE-2025-9232
OpenSSL 3.5.4より前の3.5系バージョン
OpenSSL 3.4.3より前の3.4系バージョン
OpenSSL 3.3.5より前の3.3系バージョン
OpenSSL 3.2.6より前の3.2系バージョン
OpenSSL 3.0.18より前の3.0系バージョン

※なお、バージョン3.5、3.4、3.3、3.2、3.1、3.0のFIPSモジュールはこれらの脆弱性の影響を受けない。

 OpenSSLには、下記の影響を受ける可能性がある複数の脆弱性が存在する。

深刻度 中(Severity:Moderate)
・RFC 3211 KEK Unwrapにおける境界外の読み取りと書き込み(CVE-2025-9230)
→パスワードベースの暗号を使用して暗号化されたCMSメッセージを復号する際に、境界外の読み取りおよび書き込みが発生する可能性があり、システムがサービス運用妨害(DoS)状態にされたり、任意のコードを実行されたりする可能性がある。

・64bit ARMプラットフォーム環境において、SM2アルゴリズムのタイミング攻撃が可能となる問題 (CVE-2025-9231)
→64ビットARMプラットフォーム環境において、SM2署名計算に問題があり、タイミング攻撃により秘密鍵を窃取される可能性がある。

深刻度 低(Severity:Low)
・HTTPクライアントのno_proxy処理における境界外読み取り(CVE-2025-9232)
→OpenSSL HTTPクライアントAPI関数を使用するアプリケーションでno_proxy環境変数が設定されている場合、HTTP URLのホスト部分にIPv6アドレスを指定すると境界外読み取りが発生する可能性があり、システムがサービス運用妨害(DoS)状態にされる可能性がある。

 JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。なお開発者は、本脆弱性への対策版として下記のバージョンをリリースしている。

OpenSSL 3.5.4
OpenSSL 3.4.3
OpenSSL 3.3.5
OpenSSL 3.2.6
OpenSSL 3.0.18
OpenSSL 1.1.1zd(プレミアムサポートカスタマのみ)
OpenSSL 1.0.2zm(プレミアムサポートカスタマのみ)

《ScanNetSecurity》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 共同通信社の職員アカウントが第三者に不正利用された可能性、外部から情報提供があり発覚

    共同通信社の職員アカウントが第三者に不正利用された可能性、外部から情報提供があり発覚

  2. 学研メディカルサポート管理の Web サイトに WordPress の脆弱性を狙った不正アクセス

    学研メディカルサポート管理の Web サイトに WordPress の脆弱性を狙った不正アクセス

  3. 手順書に管理者権限を有するアカウント情報を誤記載 ~ 東芝テックの「ShopCraft」で他のユーザーの情報が閲覧可能に

    手順書に管理者権限を有するアカウント情報を誤記載 ~ 東芝テックの「ShopCraft」で他のユーザーの情報が閲覧可能に

  4. KDDI の ISP 事業者向けメールシステムに不正アクセス、個人情報保護委員会が行政指導

    KDDI の ISP 事業者向けメールシステムに不正アクセス、個人情報保護委員会が行政指導

  5. 加賀ソルネット運営の「アカデミコナビ」に不正アクセス、合計165,587名分の個人情報漏えいを確認

    加賀ソルネット運営の「アカデミコナビ」に不正アクセス、合計165,587名分の個人情報漏えいを確認

ランキングをもっと見る
PageTop