国家公安委員会は9月25日、国家公安委員会委員長記者会見要旨(9月25日)を発表した。同記者会見は9月25日午前11時20分から11時28分に、警察庁第4会議室で行われている。
匿名・流動型犯罪グループの対策、捜査、検挙を進めるために、10月1日に警察庁と警視庁で新たな体制が発足するが、その新体制の意義や、新体制の下でトクリュウ、特に中枢被疑者の検挙に向けた取り組みについての記者からの質問に対し、インテリジェンス組織として警察庁に「匿名・流動型犯罪グループ情報分析室」を設置し、各部門・各都道府県警察に点在する情報を一元的に集約・分析し、グループの中核的人物をあぶり出すとともに、同日、警視庁に設置される「匿名・流動型犯罪グループ対策本部」に全国警察の捜査員からなる「匿流ターゲット取締りチーム」を新設し、中核的人物への集中的かつ戦略的な取締りを行うことで、検挙とその違法なビジネスモデルの解体を強力に推進するとのこと。
その他、9月25日に施行された「改正ギャンブル等依存症対策基本法」に伴い、警察のオンラインカジノ対策への取組の現状と今後の展開についての記者からの質問に対し、警察としては、改正法施行後においては新たにインターネット・ホットラインセンターによる削除依頼を推進することはもとより、外務省を介して事業者にライセンスを付与する外国政府に日本からオンラインカジノを利用できないように引き続き申し入れるとともに、オンラインカジノの運営に関与して犯罪収益を得ている者に対し積極的な突き上げ捜査を推進するとしている。