独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月29日、WTW EAGLE(Windows版)のインストーラにおけるDLL読み込みに関する脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社の松本一真氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
WTW EAGLE(Windows版)3.0.8.0
株式会社塚本無線が提供するWTW EAGLE(Windows版)のインストーラには、DLLを読み込む際の検索パスに問題があり、同一ディレクトリに存在する特定のDLLを読み込んでしまうファイル検索パスの制御不備の脆弱性(CVE-2025-62776)が存在し、インストーラを実行している権限で、任意のコードを実行される可能性がある。
JVNでは、開発者が提供する情報をもとにWTW EAGLE(Windows版)バージョン 1.7.6.4 の使用を呼びかけている。
