株式会社エネサンスホールディングスは10月30日、10月23日に公表した同社及び同グループ会社でのシステム障害について、続報を発表した。
エネサンスホールディングス及び同グループ会社では10月21日にシステム障害が発生し、障害の影響でシステムによる受注・出荷に替えて手動での作業を進め、順次出荷を行っていた。また、マイエネサンスによる請求金額照会にも支障が生じていた。
外部専門家の調査結果にて、エネサンスホールディングスの一部サーバ、端末内のデータが暗号化されるランサムウェア被害の発生を確認しており、エネサンスホールディングスでは緊急対策本部を立ち上げ、外部専門家の協力のもとで調査と復旧を進めている。
エネサンスホールディングスでは10月29日夜に、攻撃者側のウェブサイトでエネサンスホールディングス社名と会社ロゴが掲載されたことを確認している。
エネサンスホールディングスでは現在、被害のあったネットワークから隔離した環境で再構築したシステムを利用して業務を再開している。
エネサンスホールディングスによると、業務の完全な復旧までには時間を要する見込みとのこと。

