株式会社テインは11月7日、10月31日に公表したランサムウェア感染によるシステム障害の発生について、第2報を発表した。
同社では本社サーバがランサムウェアに感染し、システム障害が発生しており、同社グループ各社も当該サーバを利用していたため、同社グループの業務にも影響が生じていた。
同社で10月31日から調査を進めた結果、ランサムウェアによるサイバー攻撃を受けたことを確認している。
同社ではシステム障害で子会社の中国工場(天御减振器制造(江苏)有限公司)が11月3日から1週間、本社工場は1日稼働を停止したが、今後の休日等で振替え予定で生産活動に大きな影響はない。また、資材調達についても個別に調整し、概ね通常通り行っている。
営業活動に関しても、受注システムは別サーバで運用していたためシステム障害の影響は受けておらず、社内システムが停止した影響で若干の遅れが生じたが、現在は受注については通常通り処理を行ない、出荷、納品されている。また資金決済に関しても、システム障害の影響は受けていない。
外部との連絡に関しては電話とメールで対応しているが、メールについては安全が確認されたパソコンからのみ送信している。
なお、個人情報や顧客データなどの流出、その他内外部を含めた影響については、未だ確認がとれていないとのこと。

