独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11月27日、JavaScriptライブラリ「Forge」における署名検証不備の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。影響を受けるシステムは以下の通り。
Forge 1.3.2より前のバージョン
TLSおよびその他の様々な暗号処理の機能を提供するJavaScriptライブラリ「Forge」(npmパッケージではnode-forgeとして利用可能)には、メッセージ認証コード(MAC)データなどのフィールドについて細工されたASN.1構造のデータを処理する際に、署名検証がバイパスされる脆弱性(CVE-2025-12816)が存在し、攻撃者により認証をバイパスされたり、署名済みデータを改ざんされたりする可能性がある。
JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版にアップデートするよう呼びかけている。
