「リサイクル着物おりいぶ」に不正アクセス、208 名のカード情報漏えい | ScanNetSecurity
2025.12.10(水)

「リサイクル着物おりいぶ」に不正アクセス、208 名のカード情報漏えい

 有限会社ベル・コーポレーションは11月17日、同社が運営する「リサイクル着物おりいぶ」への不正アクセスによる個人情報漏えいについて発表した。

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トップページ(弊社が運営する「リサイクル着物おりいぶ」への不正アクセスによる個人情報漏えいに関するお詫びとお知らせ)
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 有限会社ベル・コーポレーションは11月17日、同社が運営する「リサイクル着物おりいぶ」への不正アクセスによる個人情報漏えいについて発表した。

 これは2024年12月10日に、神奈川県警サイバー対策課から「リサイクル着物おりいぶ」を利用した顧客のクレジットカード情報の漏えい懸念について連絡があり、同日中に当該サイトでのカード決済を停止し、第三者調査機関による調査を行ったところ、当該サイトのシステムの一部の脆弱性をついたことによる第三者の不正アクセスで、ペイメントアプリケーションの改ざんが行われたことが原因で購入者のカード情報が漏えいし、一部顧客のカード情報が不正利用された可能性があることを、2025年2月28日に完了した調査結果で確認したというもの。

 漏えいした可能性があるのは、2021年3月23日から2024年12月13日の期間中に「リサイクル着物おりいぶ」でクレジットカード決済を利用した顧客208名のカード情報(名義、番号、有効期限、セキュリティコード)。

 同社では対象者に別途、メールおよび書状で個別に連絡を行う。

 同社では既に、カード会社と連携し漏えいした可能性のあるカードの取引のモニタリングを継続して実施しているが、顧客に対しても、カード利用明細に身に覚えのない項目があった場合はカード会社に問い合わせるよう呼びかけている。

 同社では2024年12月19日に監督官庁である個人情報保護委員会に報告を、2024年12月13日に所轄警察署に被害申告を行っている。

 同社では公表が遅れた経緯について、不確定な情報の公開による混乱で顧客に迷惑をかけることがないよう、顧客への迷惑を最小限に食い止める対応準備を整えてからの告知が不可欠であると判断し、調査結果およびカード会社との連携を待って発表を行うことにしたとしている。

 同社では今後、調査結果を踏まえてシステムのセキュリティ対策と監視体制の強化を行い、再発防止を図る。なお改修後、「リサイクル着物おりいぶ」は閉鎖するとのこと。

《ScanNetSecurity》

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