独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は12月16日、チョコ停ウォッチャーminiにおける複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。ジェイテクトエレクトロニクス 品質保証課が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
チョコ停ウォッチャーmini(IB-MCT001)すべてのバージョン
因幡電機産業株式会社が提供するチョコ停ウォッチャーminiには、下記の影響を受ける可能性がある複数の脆弱性が存在する。
・クリックジャッキング(CVE-2025-59479)
→当該製品ログイン済みのユーザが細工されたページにアクセスし、画面上のコンテンツをクリックした場合、意図しない操作をさせられる
・例外的状況に対する確認が不適切(CVE-2025-61976)
→動画ダウンロード機能において、攻撃者により細工されたリクエストを送信されると、システムが停止する
・例外的状況に対する確認が不適切(CVE-2025-66357)
→動画ダウンロード機能において、特定の条件の通信状態に置かれると、リソースが異常に消費される
JVNでは、下記のワークアラウンドを案内している。
・当該製品はLAN内での使用に限定し、信頼できないネットワークやホストからのアクセスを制限する
・当該製品をインターネットに接続する場合には、ファイアウォールや仮想プライベートネットワーク(VPN)などを使用し、不正アクセスを防止した上で、接続を必要最小限にする
