長野県は12月10日、県立高等学校での個人情報漏えいについて発表した。
これは12月2日未明に、県立高等学校1校が独自に導入している教育支援サービス「Edv Path」を提供するEdv Future株式会社が利用するデータベースへの外部からの不正アクセスを確認したというもので、Edv Futureでは12月5日に、同サービスに登録されていたデータが外部に持ち出された可能性がある旨を同校に報告している。
対象となるのは、県立高等学校1校の3学年生徒274名の2年分の氏名、性別、学校で利用するアカウントに関する情報(メールアドレス、IDなど)、自己肯定感や社会性など心理状況を把握するための回答データ、利用履歴に関する一部ログ情報(接続日時等)を含むデータ。
Edv Future株式会社では引き続き、外部のセキュリティ専門機関と連携して調査を継続しており、必要なセキュリティ対策および強化を順次実施している。
同校では12月5日に、生徒及び保護者に連絡を行っている。
長野県教育委員会では今後、Edv Futureに対し再発防止策の徹底を求めるとのこと。

