オーストラリアのアンソニー・アルバニージー首相が、同国の AI 政策の概要を示す画期的な演説を行った。その内容たるや、データセンター建設業者に対して消費する以上のエネルギーを供給するよう義務付け、AI 企業にはコンテンツを利用する前に地元のアーティストやメディアと合意を結ぶことを求めるというものだ。
「はっきり申し上げておきたい。オーストラリアで生み出されるものすべてが勝手に持ち去って良いものではありません」とアルバニージー氏は述べた。これは同国の著作物と、エネルギー・水資源の両方を指した発言だ。
首相によれば、オーストラリアはこれを受けて法整備を進め、大規模な新設データセンターの建設業者に対し、エネルギーの「消費者」ではなく「純生産者」になることを義務付ける。具体的には、自らの電力需要をまかなう発電プロジェクトに資金を提供し、送電網の増強に伴う関連工事の費用まで負担させるという。
この政策では、データセンター事業者に対して水道インフラの費用負担と、環境への影響を最小限に抑えることも求めている。

