日本プルーフポイント株式会社は9月22日、AIとデータを一体的なリスクとして保護する「Proofpoint Agentic Data and AI Security system 」を発表した。
同システムの機能により、組織はAIエージェントが意図に基づいて必要なデータにのみアクセスできる環境を構築し、安全にAIエージェントを導入できる。また、既存のビジネスポリシーを実行時の制御に変換し、人および自律型AIの活動全体にわたる新たなリスクを継続的に明らかにする。
同システムは、現在14,000社を超える企業のデータ保護に活用されているアイデンティティ、アクセス、データに関するコンテキストを用いて、Proofpoint Knowledge Graphを基盤にエージェントレベルで推論を行い、Nexusモデルを通じて、AIの活動と、データの機微度、アイデンティティ、アクセス、行動、意図を結び付け、その上で、3つの新しいエージェントが、3つの断片的なリスク認識ではなく、共有された1つのリスク認識に基づいて機能する。
・Zero-Touch Detection:Detection Agentは、意図とアクセスを1つのシグナルとして捉え、従来のツールが大量に生成する異常アラートの中から、対応すべき重要な事象を絞り込む。
・Instant Investigation:Investigation Agentは、データ、アイデンティティ、行動にまたがる事象を自動的に再構成することで、従来は手作業による相関分析に数日を要していた調査を、数分で完了させる。
・Protection Optimization:Remediation Agentは、得られた分析結果を具体的なアクションに変換し、アクセス権の是正からDLPポリシーの最適化まで、ガバナンスのために人が関与する仕組みを維持しながら実行する。
「Proofpoint Semantic Business Policies」は、既存のガバナンス要件を、継続的に適用されるAI制御へと変換する。組織がまだ定義していないリスクにも継続的に対応する。
「Agentic Insights」は、自律的に推論するエージェントを用いて、AIとのやり取り、ツールの使用状況、ポリシーに基づく判断、行動パターンを分析し、新たなリスクを明らかにする。組織がまだ定義していないリスクにも継続的に対応する。
「Proofpoint Agentic Data and AI Securitysystem」の各機能、ならびに「Semantic Business Policies」と「Agentic Insights」は2026年末までに提供開始予定。
プルーフポイント Data Security and Governance Group担当エグゼクティブ・バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのMayank Choudhary氏は「AIが利用するデータを保護せずにAIを保護することはできません。また、AIがデータをどのように利用しているかを理解せずに、データを保護することもできません。意図とアクセスは、同じコインの表裏です。これらを別々に保護すると、重要なコンテキストが失われます。AIの実行時保護とAIデータガバナンスを統合することで、組織はそのコンテキストと、AIの進むスピードに合わせてリスクに対応する能力を得ることができます」とコメントしている。
