電子スパイ・システム「エシュロン」によるスパイ容疑で英国と米国を提訴(フランス) | ScanNetSecurity
2026.08.16(日)

電子スパイ・システム「エシュロン」によるスパイ容疑で英国と米国を提訴(フランス)

 情報筋によると、フランスの弁護士は世界的監視ネットワークによるスパイ容疑で英国と米国を提訴する意向だ。
 最近、機密指定を解かれた米国家安全保障局(NSA)の文書が公開され、コードネーム『P-415 エシュロン』の存在が明かとなった。エシュロンは世界規模の電子

国際 海外情報
 情報筋によると、フランスの弁護士は世界的監視ネットワークによるスパイ容疑で英国と米国を提訴する意向だ。
 最近、機密指定を解かれた米国家安全保障局(NSA)の文書が公開され、コードネーム『P-415 エシュロン』の存在が明かとなった。エシュロンは世界規模の電子スパイ・システムで、電話の会話、ファックス、電子メールを傍受する。
 英国、米国、豪州、ニュージーランド、カナダ各国の諜報機関がUKUSA同盟を結成し、エシュロンは1980年代にその一環として設立された。通信傍受装置は英国ヨークシアのMenwith Hill基地内に設置されている。
 過去にUKUSA同盟のメンバーでエシュロンの存在を公に認めた者はいなかったが、この2月にジョージワシントン大学がエシュロンに関する文書をネット上で公開し、その存在や民間衛星通信を傍受する能力が明かとなった。
 パリ在住の弁護士Jean-Pierre Millet氏によると、エシュロンはあらゆる携帯電話、衛生電話の傍受が可能だが、キーワードを含む会話のみ解読する。「フランス政府の大臣が携帯電話をかける度に、録音されているのは確かだ」と同弁護士は述べ、エシュロンのシステムはフランスのプライバシー法に抵触するとして「フランスでは、通信傍受を目的とした行為は違法だ。しかも、その傍受された情報が利用されている」とフランスの市民権擁護団体の代理人Millet弁護士は提訴する意向を表明した。


《ScanNetSecurity》

PageTop

アクセスランキング

  1. リチェルカセキュリティが防衛装備庁から指名停止

    リチェルカセキュリティが防衛装備庁から指名停止

  2. 正規メール送信環境からフィッシングメール送信 ~ TENTIALが利用するメール送信サービスのアクセスキーを不正利用

    正規メール送信環境からフィッシングメール送信 ~ TENTIALが利用するメール送信サービスのアクセスキーを不正利用

  3. 防衛省がリチェルカセキュリティを9ヶ月間 指名停止

    防衛省がリチェルカセキュリティを9ヶ月間 指名停止

  4. 「wp2shell」の攻撃検知速報を公表、修正版公開から9日間で累計1,950,165件を検知

    「wp2shell」の攻撃検知速報を公表、修正版公開から9日間で累計1,950,165件を検知

  5. リチェルカセキュリティ、防衛装備庁「安全保障技術研究推進制度」研究課題で「AA(想定以上の成果)」獲得

    リチェルカセキュリティ、防衛装備庁「安全保障技術研究推進制度」研究課題で「AA(想定以上の成果)」獲得

ランキングをもっと見る
PageTop