電子スパイ・システム「エシュロン」によるスパイ容疑で英国と米国を提訴(フランス) | ScanNetSecurity
2026.04.01(水)

電子スパイ・システム「エシュロン」によるスパイ容疑で英国と米国を提訴(フランス)

 情報筋によると、フランスの弁護士は世界的監視ネットワークによるスパイ容疑で英国と米国を提訴する意向だ。
 最近、機密指定を解かれた米国家安全保障局(NSA)の文書が公開され、コードネーム『P-415 エシュロン』の存在が明かとなった。エシュロンは世界規模の電子

国際 海外情報
 情報筋によると、フランスの弁護士は世界的監視ネットワークによるスパイ容疑で英国と米国を提訴する意向だ。
 最近、機密指定を解かれた米国家安全保障局(NSA)の文書が公開され、コードネーム『P-415 エシュロン』の存在が明かとなった。エシュロンは世界規模の電子スパイ・システムで、電話の会話、ファックス、電子メールを傍受する。
 英国、米国、豪州、ニュージーランド、カナダ各国の諜報機関がUKUSA同盟を結成し、エシュロンは1980年代にその一環として設立された。通信傍受装置は英国ヨークシアのMenwith Hill基地内に設置されている。
 過去にUKUSA同盟のメンバーでエシュロンの存在を公に認めた者はいなかったが、この2月にジョージワシントン大学がエシュロンに関する文書をネット上で公開し、その存在や民間衛星通信を傍受する能力が明かとなった。
 パリ在住の弁護士Jean-Pierre Millet氏によると、エシュロンはあらゆる携帯電話、衛生電話の傍受が可能だが、キーワードを含む会話のみ解読する。「フランス政府の大臣が携帯電話をかける度に、録音されているのは確かだ」と同弁護士は述べ、エシュロンのシステムはフランスのプライバシー法に抵触するとして「フランスでは、通信傍受を目的とした行為は違法だ。しかも、その傍受された情報が利用されている」とフランスの市民権擁護団体の代理人Millet弁護士は提訴する意向を表明した。


《ScanNetSecurity》

PageTop

アクセスランキング

  1. ユーザのパスワード悪用による不正アクセスから ActiveDirectory を含むサーバが暗号化

    ユーザのパスワード悪用による不正アクセスから ActiveDirectory を含むサーバが暗号化

  2. 福岡教育大学で Google グループのアクセス権限設定不備、計 142 名の個人情報が閲覧可能な状態に

    福岡教育大学で Google グループのアクセス権限設定不備、計 142 名の個人情報が閲覧可能な状態に

  3. 福祉用具レンタル事業を一部委託しているフランスベッドも注意呼びかけ ~ 東山産業へのランサムウェア攻撃

    福祉用具レンタル事業を一部委託しているフランスベッドも注意呼びかけ ~ 東山産業へのランサムウェア攻撃

  4. 元従業員、クラウド → メール → 退職後DL の三段階で情報持ち出し

    元従業員、クラウド → メール → 退職後DL の三段階で情報持ち出し

  5. サイバー犯罪者の大半は「いい歳したおっさん」だった

    サイバー犯罪者の大半は「いい歳したおっさん」だった

ランキングをもっと見る
PageTop