ダミー会社を設立し、ハッカーを罠にかける(米連邦捜査局) | ScanNetSecurity
2026.08.16(日)

ダミー会社を設立し、ハッカーを罠にかける(米連邦捜査局)

 米連邦捜査局(FBI)は、二人のロシア人ハッカーを陥れるために、オフィスやコンピュータ、社員などを揃えてダミー会社Invita Security社を設立した。

国際 海外情報
 米連邦捜査局(FBI)は、二人のロシア人ハッカーを陥れるために、オフィスやコンピュータ、社員などを揃えてダミー会社Invita Security社を設立した。

 問題のロシア人ハッカーAlexey Ivanov容疑者(20歳)とVasily Gorshkov容疑者(25)は、 米国の複数のインターネット関連会社に侵入して金融および他の機密データを窃取、恐喝した疑いが持たれており、二人はまんまとFBIの術中に陥り逮捕された。

 今回の事件に関し、FBIは現在も捜査が継続中であることから詳細を明らかにしていない。が、情報筋よると、FBI捜査官がダミー会社の社員になりすまして同容疑者二人にビジネスの提携話しを持ちかけた。そして、商談と称して同容疑者二人をシアトルに呼び寄せ、ダミー会社でハッキング能力を披露してもらった。その際、FBI捜査官はコンピュータ盗聴用装置を使用し、同容疑者が犯行に使用したと思われるツールを収集したのだ。米空軍の元特別捜査官でFBIサイバー捜査官養成コースで教鞭を執った経験もあるKevin Mandia氏は「全く見事な手際だ。FBIのお手柄である。5年前では、考えられなかったような働きだ」と賞賛した。

 同容疑者二人は、ネット詐欺および謀議を含む20あまりの訴因で大陪審により起訴され、5月29日シアトル連邦裁判所で審理される予定だ。

《ScanNetSecurity》

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