浸透しないメールマーケティングのセキュリティ
本誌では、たびたびメールマーケティングを安易に行うことの危険性をとりあげてきた。メールマーケティング、特にメールマガジンの発行は、手軽に誰でも行うことができるように見えるが、安易な運用を行っていると大きな事故をまねきかねない。顧客サービスあるいはプ
製品・サービス・業界動向
業界動向
ソフトバンクグループは、インターネット関連事業を主力にする企業群であり、多くの企業に対してインターネット関連ソリューションを提供している。 また、今回の事件がおきたパソナソフトバンクは、個人情報を扱うためひときわ高いセキュリティが要求される企業である。その企業においても、このような事件がおきることは、メールマーケティングの危険性に対する認識が、まだ浸透していないことを如実にあらわしている。
さらに、ユーザ企業がメールマーケティングの危険性に気がついていたとしてもそのソリューションを提供する企業がソリューションを提供できなければ意味がない。これまでにメールマーケティング関連事件を起こした会社の中には、そのシステムや運用を外部に委託しているケースもある。事件を未然に防ぐことができなかったのは、委託業者にじゅうぶんな能力がなかったといえる。ユーザ企業にも委託業者を選定する能力が求められる。
メール関連トラブル増加の傾向 (2001.5.7)
https://www.netsecurity.ne.jp/article/1/2060.html
メールマーケティングの普及にともなって広がるウィルス送信事件
(2001.3.19)
https://www.netsecurity.ne.jp/article/1/1814.html
野村総研配信のお知らせでトラブル (2001.4.17)
https://www.netsecurity.ne.jp/article/1/1985.html
《ScanNetSecurity》