【無料ツールで作るセキュアな環境(39)】〜BJORBの設定〜(執筆:office) | ScanNetSecurity
2025.12.13(土)

【無料ツールで作るセキュアな環境(39)】〜BJORBの設定〜(執筆:office)

 SSLトンネリングサーバであるBJORB[1]について、前回はインストール方法について説明した。今回は設定ファイル/usr/local/etc/bjorb.confについての記述方法について解説する。主なオプションについて設定記述方法を示し、続いてそのオプションの説明をする。

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 SSLトンネリングサーバであるBJORB[1]について、前回はインストール方法について説明した。今回は設定ファイル/usr/local/etc/bjorb.confについての記述方法について解説する。主なオプションについて設定記述方法を示し、続いてそのオプションの説明をする。

[全般的な設定]
log_level <数値>
 ログ出力レベルの指定.数値を指定しない場合のデフォルトは0.0:エラーメッセージのみ出力,1:ワーニングも含めて出力,2:プログラムデバッグ情報を出力,3:通信デバッグ情報を出力.

read_timeout <数値>
 コネクションを切断の通信がタイムアウト時間(秒).0 を指定するとコネクション切断はしない.数値を指定しない場合のデフォルトは0

access_log <ファイル名>
 アクセスログを出力するファイルを指定.ファイル名の指定がない場合にはは出力されない.

access_log syslog[:]
 アクセスログの記録先としてfacility(記録するサービスの種類)を指定.デフォルトでは LOG_LOCAL0だが、syslog:LOG_LOCAL1 のように他の facilityへも変更可能.出力レベルは LOG_INFO.

error_log <ファイル名>
 エラー、警告、デバッグ情報などを出力するファイルを指定.デフォルトは標準エラー出力.<ファイル名>の代わりにsyslog[:]の指定も可能.

max_connection <数値>
 1プロセスで accept を行なう接続数を指定.デフォルトは100.

spare_servers <数値>
 1つのポートに対して接続待ちを行なうプロセス数を指定.デフォルトは1.ポートの最大接続数はmax_connection × spare_servers の値になる.

do_fork
 TRUEを指定した場合、プロセスがクライアントからの接続要求を受けた時、そのセッションを処理するための子プロセスを生成し、親プロセスは再び接続待ちに戻る.接続の度に子プロセスを生成する時間が必要.

 FALSEを指定した場合、子プロセスを生成せずに、自分でセッションを処理.セッションが終了するまで、そのプロセスは接続要求を処理できないのでspare_servers で接続待ちプロセスを生成して確保しなければならず、より多くのメモリが必要.
 指定しない場合はmax_connectionの値に従って自動的に決定してくれる.

deny_wait <数値>
 クライアントからのアクセスを拒否する場合の、接続を切るまで待ち時間(秒).デフォルトは3.

office
office@ukky.net
http://www.office.ac/


《ScanNetSecurity》

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