ウィンドウ・セキュリティ関連会社のサイト、反XP メッセージに置き換えられる(Windowsecurity.com)
Microsoft 社がニューヨークでWindows XP のリリースを祝った10月25日、Enershield Window Film Services 社の傘下にあるWindowsecurity.com のホームページがXP を批判するメッセージに置き換えられた。トロントに拠点を置くEnershield 社は、窓の破損防止や紫外線カ
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Microsoft 社との関連性はない。しかし、ConClaveCrewと名乗るハッカー集団は明らかに反XP のメッセージを掲げる格好なターゲットとして同社のホームページを攻撃したようである。改ざんされたサイトには“安全なWindows OS などない!”とするメッセージの他にMicrosoft 社の会長Bill Gates氏を中傷する内容が記されていた。
セキュリティサイトAlldas の改ざんアーカイブによると、Windowsecurity.com はWindows 2000上でMicrosoftのIIS 5 ウェブサーバを動作させていた。またセキュリティ専門家はWindowsecurity.com のサイトについて、Nimda ワームにより悪用されたIIS にある複数の脆弱性にパッチを充てていなかったと指摘。そして、Windows 2000 サーバはファイル転送プロトコル(FTP)サービスのパッチを充てていないバージョンを稼働させていた。
WAR-FTPD サービスは、悪意あるユーザがターゲットとなるシステム上で自身のコードを走らせることを可能にするバッファオーバフロー攻撃に対し脆弱であると指摘されている。加えて、改ざんされたサーバはTCP ポート445も開放されたままで誰もがアクセスできるずさんな状態となっていた。
Windows 2000 はデフォルトでポート445を開放した状態で販売されており、システム管理者にパスワードの設定も要求していない。しかし、Windows XP ではセキュリティを強化するため、システム管理者がポート445を保護するパスワードを設定しない場合、ファイル共有の機能は無効となる。
《ScanNetSecurity》