スクリプトの利用を強要するサイトはネット利用者の脅威である
これまで、Scan Security Wire では、何度となくサイト運営者に対して、スクリプト設定をオンにしていないと利用できないようなサイトは作るべきではないと発言してきた。
特集
特集
安全への意識の低い企業 安易なスクリプト利用が被害を拡大 メールマーケティングによりさらなる被害拡大の可能性(2001.9.19)
https://www.netsecurity.ne.jp/article/1/2843.html
スクリプトやクッキーなど企業の論理の押し付けwebは間接的な共犯者?利用者のセキュリティ無視のHTMLメールの推進はさらに危険!(2001.8.27)
https://www.netsecurity.ne.jp/article/1/2709.html
スクリプトをオンにしないと利用できないサイトには問題がふたつある。
・利用者が当該サイトを利用するために、スクリプト設定をオンにして、その後、オフにするのを忘れて被害を受ける可能性がある
・当該サイトが改竄され、危険なスクリプトを埋め込まれた場合、そのサイトを利用するためにスクリプトをオンにしている利用者が被害にあう。
msn や認証システム企業までもが改竄される時代である。どんなサイトも改竄される可能性がある。
しかしながら、いまだにスクリプトを利用するサイトは後をたたない。
はなはだしい場合には、スクリプトを利用した事件を引き起こしたことがあるサイトがこりもせずに、スクリプトを使いつづけていることもある。
スクリプトならびにクッキー利用は、有効なマーケティングデータの収集、開発期間の短縮、インパクトのあるページデザインの実現などなど、多くのものを企業にもたらす。しかし、その一方で、一般利用者が犠牲になることが許されるわけではない。
サイト運営には、一般利用者への責任と配慮を期待したい。
[ Prisoner Langley ]
(詳しくはScan本誌をご覧下さい)
http://www.vagabond.co.jp/vv/m-sc.htm
《ScanNetSecurity》