空港の厳しいセキュリティ・チェックでノートパソコン破損の恐れ
バージニア州在住のRichard Shapiro 氏はユナイテッド航空でモンタナ州ミズーラに行くため、ダレス国際空港でセキュリティ・チェックを受けた。その際、同氏が携帯するソニー製ノートパソコンを巡り、困った状況が発生した。
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9月11日のテロ事件以降、ユナイテッド航空では乗客に対しノートパソコンをケースから取り出しX 線機器のベルトコンベヤーに載せることを義務付けている。それで、同氏も規則に従いノートパソコンをベルトコンベヤーに載せた。しかし、手元に戻ったノートパソコンを見ると、プリンター用ポートをカバーするプラスチック製部品が外れており、破損してローラーの間に挟まっていた。そのローラーは、X 線機器からノートパソコンを押し出すために使われている。同氏は早速、そのセキュリティ・チェックの運営しているセキュリティ会社Argenbright Security 社の担当責任者に事情を説明し、破損部分を弁償するよう交渉した。しかし「弊社は、ユナイテッド航空の下請けだから、ユナイテッド航空に問い合わせて下さい」と言われたため、航空会社に問い合わせたが、未だ(11月14日現在)回答は得られてないという。
X 線機器が原因でノートパソコンが破損したという苦情は、複数の旅行代理店に寄せられており、旅行代理店Lakes Area Travel Plus 社のHawkins 氏も「コンチネンタル航空を利用した顧客から、同様の苦情が寄せられた」と報告した。このような破損事故が発生した場合、その対応は航空会社により異なる。例えば、コンチネンタル航空は“セキュリティ会社が全ての責任を負う”としている。
《ScanNetSecurity》