総務省電子申請・届出システム等のセキュリティ対策に残る疑問? | ScanNetSecurity
2026.06.17(水)

総務省電子申請・届出システム等のセキュリティ対策に残る疑問?

 先日、本誌で総務省電子新生・届出システムのセキュリティ不備についての記事を掲載した。
 総務省では、セキュリティ上の問題はないとする発表を行った。

製品・サービス・業界動向 業界動向
 先日、本誌で総務省電子新生・届出システムのセキュリティ不備についての記事を掲載した。
 総務省では、セキュリティ上の問題はないとする発表を行った。

開始早々不備をさらけだした総務省「電子申請・届出システム」(2002.3.29)
https://www.netsecurity.ne.jp/article/1/4604.html

 しかし、発表内容を見る限りでは、とくに新しいことは記載されていない。以前として、一般 web ページ上でフィンガープリントを配布している。一般の web ページは偽装や改竄が行われる可能性があり、異なるフィンガープリントを配布されてしまう可能性がある。
 今回の発表も一般の web ページでなされており、そこにフィンガープリントも掲載されている。
 紙の資料での配布など、偽装が困難な方法を併用することも考えられるがそれについては触れられていない。

 もちろん、総務省のページが絶対に偽装、改竄されなければ問題はかなり軽減されるわけだが、どのようなページでも改竄、偽装されることはこれまでの事件が証明している。総務省も例外ではないと考えるのが普通だろう。
 インターネット全体を総務省が責任もって管理しているわけではないことを考えると、インターネットを経由して表示される内容などについて、総務省が「絶対」に偽装不能であるということはできない。だからこそさまざまな可能性を想定した防護策を講じるべきではないだろうか?

 すべてにおいて理想的な利用方法とじゅうぶんな配慮を利用者が行っている前提であるならば、もしかしたらこれでよいのかも知れない。しかし、多数のインターネット利用者は理想的な利用者ではないことは、度重なるウィルスの猛威などで実証されている。

 編集部の理解不足の点があるかも知れないが、今回の発表内容を見る限りでは、まだまだ疑問と不安が残ることは否めないといわざるをえない。


総務省電子申請・届出システム等のセキュリティ対策
〜 「安全な通信を行うための証明書」の確認のお願い 〜
http://www.soumu.go.jp/s-news/2002/020401_3.html

(詳しくはScan および Scan Daily EXpress 本誌をご覧ください)
http://shop.vagabond.co.jp/m-ssw01.shtml
http://shop.vagabond.co.jp/m-sdx01.shtml

《ScanNetSecurity》

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 陸上自衛隊高等工科学校 全校生徒1,000名に現役ホワイトハッカーが講話

    陸上自衛隊高等工科学校 全校生徒1,000名に現役ホワイトハッカーが講話

  2. 「SUBARUオンラインショップ」で不審な認証画面の表示

    「SUBARUオンラインショップ」で不審な認証画面の表示

  3. アサヒグループホールディングスへのサイバー攻撃、システム障害などの影響で売上収益が想定を 600 億円下回る見込み

    アサヒグループホールディングスへのサイバー攻撃、システム障害などの影響で売上収益が想定を 600 億円下回る見込み

  4. SOC サービスの実態に迫る:株式会社SHIFT SECURITY と株式会社クラフ、新たな監視サービスへの挑戦

    SOC サービスの実態に迫る:株式会社SHIFT SECURITY と株式会社クラフ、新たな監視サービスへの挑戦PR

  5. ビジュアルアーツに不正アクセス、発売前ゲームのマスターデータが海外Webサイトにアップロード

    ビジュアルアーツに不正アクセス、発売前ゲームのマスターデータが海外Webサイトにアップロード

ランキングをもっと見る
PageTop