ApacheのChunkエンコードのバグによる重大な脆弱性
Webサーバーとして広く使用されているApacheで、Chunkエンコードのバグによる重大な脆弱性が発見された。対象となるバージョンは、1.3から1.3.24と、2.0から2.0.36と多くのバージョンに脆弱性が確認されている。
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業界動向
この問題によりWebの改竄やDoS攻撃が可能になることが、Apache Groupにより報告されており、UNIXやLinux、Windowsなどプラットフォームにかかわらず共通して脆弱性があるため十分な注意が必要となる。
また、セキュリティホールmemo-MLに投稿された記事によると、Windows版の1.3では、リモートから任意のコードが実行可能になるなど、かなり重大な欠陥が発見されているのも確認されている。
なお、この問題を修正された新バージョンである、1.3系最新版「1.3.26」と、2.X系最新版「2.0.39」が18日にリリースされているため、直ちにアップデートを施す必要があるだろう。
Apache Group
http://httpd.apache.org/
http://httpd.apache.org/info/security_bulletin_20020617.txt
最新版ダウンロードサイト
http://www.apache.org/dist/httpd/
・なお、その他のリンクについては、「セキュリティホール情報」に詳細なリンクがございますのでご参照下さい。
《ScanNetSecurity》