Macintosh OS X のセキュリティ‐その 2 | ScanNetSecurity
2025.12.09(火)

Macintosh OS X のセキュリティ‐その 2

 ファイルおよび Web 共有は、瞬時のインターネットの接続、あるいはリモート・リソースへの接続を実行するための優れた方法だ。他方、個人データへのありとあらゆる種類の悪意あるアクセスを許可する優れた方法でもある。日常的に、どこかのソフトウェアのあるバージョ

国際 海外情報
 ファイルおよび Web 共有は、瞬時のインターネットの接続、あるいはリモート・リソースへの接続を実行するための優れた方法だ。他方、個人データへのありとあらゆる種類の悪意あるアクセスを許可する優れた方法でもある。日常的に、どこかのソフトウェアのあるバージョンに新しいセキュリティホールが発見されており、その一方で別のセキュリティ問題を修正するためのパッチがリリースされている。そのため、慎重にファイルおよび Web 共有を使用することが必要だ。もし、マシンに対しリモートの Command Line Interface アクセスが使われていないのなら、共有の優先権パネルでそのオプションを有効にしてはいけない。また、全ての人々が日々使用するマシン上に Web サイトを必要としているわけではない。ほとんどのユーザは、自身が契約しているインターネット・サービス・プロバイダを介して Web サーバにアクセスし、ローカルの Web サーバを停止の状態にしておくことが可能だ。FTP アクセスは、あまり使用されないもう一つの機能であるので、これも停止できるはずだ。IPによる AppleShare を使ったファイル共有は殆どのユーザにとって適切と思われる。

 そのインストール状態からシステムを変更しない他に、いくつかの変更を加えてシステムの安全性を確保する方法がある。それは、SSH(Secure Shell)だ。SSH は、オペレーティング・システムで提供される Telnet アクセスの代わりに使用される。Apple はシステムにこのセキュリティ・パッケージを実際に組み込もうとしたが、ライセンス問題により難航している。このオプションを有効にするパッチが Apple からリリースされるのを待つことにしよう。その時まで、Mac OS X.org の Web サイトおよび他の関連サイトで OpenSSH を入手できる。


[情報提供:SecureMac]
http://www.securemac.com/

[翻訳:関谷 麻美]


(詳しくはScan本誌をご覧ください)
http://shop.vagabond.co.jp/m-ssw01.shtml

《ScanNetSecurity》

PageTop

アクセスランキング

  1. バッファロー製 Wi-Fiルータ「WSR-1800AX4シリーズ」に強度が不十分なパスワードハッシュの使用の脆弱性

    バッファロー製 Wi-Fiルータ「WSR-1800AX4シリーズ」に強度が不十分なパスワードハッシュの使用の脆弱性

  2. 期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

    期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

  3. 卒業研究で未知の脆弱性を発見 ~ 高知高専の学生が発見したWi-Fiルータの脆弱性 JVNで公開

    卒業研究で未知の脆弱性を発見 ~ 高知高専の学生が発見したWi-Fiルータの脆弱性 JVNで公開

  4. 191.4万件の個人情報が漏えいした可能性 ~ アサヒグループホールディングスへのランサムウェア攻撃

    191.4万件の個人情報が漏えいした可能性 ~ アサヒグループホールディングスへのランサムウェア攻撃

  5. 伊予銀行の再委託先で使用していたローレルバンクマシン提供のクラウドサービスに身代金要求を伴う不正アクセス

    伊予銀行の再委託先で使用していたローレルバンクマシン提供のクラウドサービスに身代金要求を伴う不正アクセス

ランキングをもっと見る
PageTop