【詳細情報】AOL の料金支払センターを装う「Cardst」トロイの木馬
◆概要:
Cardstは新種のJavaScriptベースのトロイの木馬である。Cardstは、電子メール経由でユーザーに送信される HTMLページ、あるいは悪意のあるウェブサイトにホストされるHTMLページを介して、AOLの料金支払センターを装う。一旦 上記HTMLページがロードされると
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Cardstは新種のJavaScriptベースのトロイの木馬である。Cardstは、電子メール経由でユーザーに送信される HTMLページ、あるいは悪意のあるウェブサイトにホストされるHTMLページを介して、AOLの料金支払センターを装う。一旦 上記HTMLページがロードされると、ユーザーにクレジットカード、住所、電話番号、その他AOLのような組織が収集する料金請求データと同様のデータの入力を促す。ユーザーがフォームを提出すると、データはリモート攻撃者に送信される。
◆情報ソース:
・F-Secure Corp. ( http://www.f-secure.com/v-descs/cardst.shtml ), Aug. 21, 2002
◆キーワード:
Trojan: Backdoor Trojan: Password stealing
◆分析:
(iDEFENSE米国)電子メール経由でユーザーに送信されるHTML形式のウェブページや、セキュアな接続を使用していないサイトにおいて、機密情報は絶対入力すべきではない。
◆検知方法:
AOL料金支払センターを装うHTML形式の電子メールやウェブページがないか確認する。また、セキュアなサイトであることを確認するため、鍵の記号が表示されていること、及びアドレスボックス内に正当なAOLのアドレスが記載されていることを確認する。
◆リカバリー方法:
攻撃で盗まれた可能性のある全てのデータに関連する組織・団体に連絡する。これらには、クレジットカード会社、銀行、地方自治体が含まれる。また、全てのパスワードを変更し、コンピューターの攻撃への対策を強化する。
◆暫定処置:
インターネットブラウザに鍵の記号が表示されていること、及びインターネット経由で通信する組織のインターネットアドレスが正しいものが表示されていることを確認する。また、通信が疑わしいあるいは心配な場合には、従来の手法(電話など)を用いてその組織に連絡する。
◆ベンダー情報:
現在、F-Secure社のアンチウイルスソフトウェアで、この新しい悪意のあるプログラムへの対応が可能である。また、他のアンチウイルスソフトウェアも、経験則を用いてこのCardstを検知できる可能性がある。
※この情報はアイ・ディフェンス・ジャパン
( http://www.idefense.co.jp/ )より提供いただいております。
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情報の内容は以下の時点におけるものです。
【16:25 GMT、08、22、2002】
《ScanNetSecurity》