Microsoft 社の消えたアンチウイルス・ソフトウェアの謎 | ScanNetSecurity
2026.02.02(月)

Microsoft 社の消えたアンチウイルス・ソフトウェアの謎

John Leyden
2004年5月7日(金)16:38 GMT

国際 海外情報
John Leyden
2004年5月7日(金)16:38 GMT

 約一年前のアンチウイルス(AV)会社の買収により Windows のセキュリティ強化を図るという Microsoft 社の計画は頓挫してしまったようだ。ソフトウェア会社大手の Microsoft 社は昨年 6 月、ほぼ無名のルーマニアの AV 会社 GeCAD Software 社を買収して AV 市場に参入し、世間を驚かせた。尚、買収条件は公表されていない。

 当時、Microsoft 社は次のように語っている。『弊社は GeCAD 社の専門知識および技術を使用して Windows プラットフォームの向上およびサードパーティの AV ベンダ向けのサポートを拡張するつもりだ。Microsoft は GeCAD 社から得られる情報および経験を基に、システムが攻撃される仕組みを分析し、さらに効果的にプラットフォームの向上を目指すことができる』。

 最近開催された Infosecurity Europe で Microsoft 社のセキュリティ・ビジネスおよび技術部門の上級ディレクタ Jonathan Perera 氏は「買収から約一年経つが GeCAD の製品戦略を公表する準備はまだできていない。GeCAD の技術は、Windows に AV ソフトウェアを容易にプラグインできるようプログラミングのインターフェースに使用されている」と述べた。

 それにより、サードパーティのアンチウイルス・ベンダ向けサポートが拡張される。しかし、Microsoft 社が約束したプラットフォームの向上には繋がっていない。GeCAD を買収してからも、我々は Blaster、MyDoom、NetSky そして今は Sasser などのウイルスに悩まされ続けている。従って、Microsoft 社は改善に向けて突き進むための理由がないわけではないのだ。では、何故進展が見られないのだろう?


暗中模索
 Microsoft 社からの明解な回答は得られていないが、AV 業界は次のように推測する。Microsoft 社は最小限の労力で Windows に基本的な個人用のファイアウォールを実装した。しかし基本的な AV 製品に対して同じことをしようとすると、かなりの困難を要するだろう。


[情報提供:The Register]
http://www.theregister.co.uk/

[翻訳:関谷 麻美]

(詳しくはScan本誌をご覧ください)
http://www.ns-research.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?m-sc_netsec

《ScanNetSecurity》

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