迷惑メールの最新動向■第1回■ | ScanNetSecurity
2026.04.25(土)

迷惑メールの最新動向■第1回■

●迷惑なだけではない! 様々な迷惑メールの被害

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●迷惑なだけではない! 様々な迷惑メールの被害

筆者は電子メールアドレスをいくつか所有している。そのうちの1つをブログで公開しているのだが、そのアドレスには毎日十数件から数十件の迷惑メールが送られてくる。内容は様々だが、やはり圧倒的に多いのは風俗関係のものだ。最近の傾向としては、以前のように露骨な宣伝の形を取らないものが、多くなってきた。いかにも素人が送っているかのような差出人アドレスと内容で、アダルトサイトに誘導する形を取っている。

日々迷惑メールの手口は巧妙化しており、中にはウェブサイトにアクセスした瞬間に「会員登録ありがとうございました」と表示されてしまうという、非常に悪質なものもある。その下に「解約希望の方は、こちらに住所と電話番号、メールアドレスをご連絡ください」と書かれており、個人情報を送ってしまうと、後日請求書が送られてくるという仕組みだ。

このような詐欺的迷惑メールは、なにもアダルトサイトに限った話ではない。海外の宝くじ勧誘サイトや海外カジノサイトでも同様の手口は用いられている。また、架空請求というと郵便や電話で、というイメージがあるが、最近公的機関を装った電子メールによる架空請求が急増している。電気通信事業者や税務署を装ったものなどの事例報告がされているので、注意が必要だ。

●ウイルスを運ぶ迷惑メール

ウイルスが添付されたメールの総数は、一時期に比べたら減ってきているように感じる。だが、完全になくなったわけではない。相変わらず、週に何件かはウイルスメールを受け取っているのが実情だ。最近のウイルスメールは、タイトルも日本語、差出人も知人のアドレスからとなっており、本物のメールと見分けるのが非常に見分けるのが難しくなってきている。事実、トレンドマイクロ社のウイルストラッキングセンターのデータをみても、ウイルスの感染数は減少傾向にはない。

欧州では既に携帯電話をターゲットにしたウイルスが登場している。感染すると、メールが使えなくなる、あるいは電話が使えなくなるというものだ。日本で流行するのも時間の問題だろう。携帯電話大国日本における新たな通信混乱の火種として大いに懸念される。「ウイルスはコンピュータに感染するもの」という考え方は、もう古いのだ。

●スパイウェア等による個人情報の収集

迷惑メールの中には、個人や企業のコンピュータに「スパイウェア」を仕込もうとするものも存在している。スパイウェアとは、コンピュータに常駐し、そのコンピュータの活動記録を記録して、特定のアドレスに転送してしまう悪質なソフトウェアだ。

【執筆:株式会社アイドゥ 大沼孝次・小松信治 http://www.eyedo.jp】

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この記事には続きがあります。
全文はScan Security Management本誌をご覧ください。
http://www.ns-research.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?ssm01_ssmd

《ScanNetSecurity》

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