迷惑メールの最新動向■第3回■ | ScanNetSecurity
2026.01.13(火)

迷惑メールの最新動向■第3回■

2005年5月10日、品川区のコクヨホールにて財団法人インターネット協会の主催により「IAjapan 迷惑メール対策カンファレンス」が開催され、迷惑メール対策について本誌に連載中の筆者も最新動向を知るため参加してきた。本カンファレンスには非常に多くの参加者があり、

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2005年5月10日、品川区のコクヨホールにて財団法人インターネット協会の主催により「IAjapan 迷惑メール対策カンファレンス」が開催され、迷惑メール対策について本誌に連載中の筆者も最新動向を知るため参加してきた。本カンファレンスには非常に多くの参加者があり、会場はほぼ満席の状態が続いていた。このことだけからも、この問題に対する各方面の意識の深さをうかがい知ることができる。

カンファレンス自体は非常に和やかな雰囲気の中で進められた。ある発表者の方の「ISPの方はいらっしゃいますか?それではSEの方は?挙手をしてみて頂けませんか?」という問いかけにより、この会場に集った人々の大半がISP、その他は企業ネットワークの実務担当者、またはネットワークSEであることがわかった。「その他に、スパマー(迷惑メール送信者)さんもいらっしゃるのでは?」という発表者の方の問いかけに場内がわっと盛り上がってしまう一幕もあった。

今回のカンファレンスは、会場前面の大型パネルを使ったこともあり、非常に参加者に優しい、わかりやすいものであった。筆者は、EarthLink社のMeng Weng Wong氏の基調講演を聴いたのち、技術を中心としたセッション1、運用面を中心としたセッション2、そして最後のパネルディスカッションと参加したので、その順を追ってのレポートとさせていただく。

●メールの送受信者が一対一という概念で、迷惑メールを排除

午前中の基調講演では、米大手ISPであるEarthLink社のMeng Weng Wong氏が壇上に立ち、迷惑メールを排除するにはIMやRSSが有効であると語った。メールの送受信者が、一対一の関係になることで迷惑メールの侵入を遮ることができる、これは長年に渡って知られているインターネットの世界では「古典的」な方法ではあるが、迷惑メールを受け取らないための最適な方法でもある。

だが、こうしたシステムは安易に推奨することもできないとMeng Weng Wong氏は語る。なぜなら、まだ出会ったことのない人々との交流を全て遮ってしまう結果となり、インターネットならではの「未知の世界の広がり」という魅力を失ってしまうからだ。迷惑メールを受け取らないことを最優先すべきか、利便性やコミュニケーションを最優先すべきか、最終的にはユーザ自身が選択しなければならないであろう、と講演は締めくくられた。Wong氏の基調講演の趣旨は最終的な決定権はユーザに委ねられている、というものであった。

●世界のISPが手を結び始めた

午後最初のセッション1は技術的な側面からの対策を論じたもので、最初の講演者は、株式会社インターネットイニシアティブプロダクト推進部プロダクトマネージャの近藤氏であった。近藤氏は、世界的な取り組みとして、ISPによる「共同戦線」が結成されていることを紹介していた。具体的な技術的対策などを協議する場として、また技術開発や検証の場としての「実験室的」試みのほか、「同盟」を結んだISP同士でドメイン認証を行うなどして、迷惑メールを排除しようと言う試みも行われているようだ。現在、このようなISPによる反迷惑メール同盟は数団体存在している。

【執筆:株式会社アイドゥ 大沼孝次・小松信治 http://www.eyedo.jp】

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全文はScan Security Management本誌をご覧ください。
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《ScanNetSecurity》

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