ドイツ語のスパム、急増中
世界中でドイツ語のスパムメールが急増している。この現象は12日頃に始まったもので、"Dresden Bombing Is to Be Regretted Enormously ドレスデン空爆を大いに悼む"、"Multi-Kulturell=Multi-Kriminell 多文化=多犯罪者" や、トルコのEU参加に反対するなど、国家主義的
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ほんの数件のメールを受け取ったというものから、受信箱がいっぱいになってしまったと悲鳴をあげる声まで様々だが、問題視されているのは「Sober」ワームの亜種とされているメーリング型ワームにより発信されているという点だ。つまり、ワームに感染したコンピュータのアドレスリストを使用して、送信を続ける。
このドイツ語スパムだが、ドイツの国家主義者が現在、重視している歴史上の2つの大きな事件が起こったのが丁度、この時期だと専門家は指摘する。1つ目はオスマン帝国(現トルコ)がアルメニア人の虐殺を開始したのが1915年4月24日というもの。この事件を理由にトルコのEUに反対しているグループがある。ドイツの国家主義者以外にも、ヨーロッパ内には、EU加盟の条件として、トルコ政府はオスマン帝国が行った虐殺について、謝罪するべきだとする人は少なくない。
【執筆:バンクーバー新報 西川桂子】
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