ヤマト運輸株式会社は11月14日、10月14日に公表した元従業員による情報の不正持ち出しについて、調査結果を発表した。
同社では、姫路主管支店に在籍していた元従業員が、兵庫県姫路市・加古川市・高砂市・宍粟市などにおける一部の取引先企業に関する情報の一部を不正に持ち出し、2社に流出させていたことが判明している。
ヤマト運輸では、本情報が不正に持ち出されたことが判明した取引先企業に、順次個別に連絡を行っていたが、その結果、流出先1社で本情報を営業活動に利用されていたことが新たに1件判明したとのこと。また、本情報の総件数に変更はないが、個人情報に関わる情報が新たに1件確認されている。
・流出先1社により営業活動に利用された件数:2件
・本情報のうち、個人情報に関わる情報(請求書の宛名に含まれる氏名):751件
同社では、本件を全社で共有するとともに、より一層の管理体制の強化と全社員を対象とした情報セキュリティ教育の再実施で再発防止に努めるとのこと。

