ハッカーに狙われる国防総省のネットワーク(1)世界最強の米軍を震撼させた男 | ScanNetSecurity
2024.05.02(木)

ハッカーに狙われる国防総省のネットワーク(1)世界最強の米軍を震撼させた男

●史上最悪の米軍システムへのハッキング犯

特集 特集
●史上最悪の米軍システムへのハッキング犯

米軍史上最悪の被害を及ぼしたといわれるイギリス人男性、ゲリー・マッキンノンが6月、再逮捕され、現在、注目を集めている。再逮捕というのは、2002年に一旦逮捕の後、釈放されているためだ。それから約3年の間、事実上、動きがなかった。

マッキンノンについては、2001年2月から2002年3月までの間、米軍関連コンピュータのハッキングを続けていたということで、2002年11月に英国ハイテク犯罪対策部(National Hi-tech Crime Unit:NHTCU)がコンピュータ不正使用法(Computer Misuse Act)の下、逮捕、起訴していた。事件当時は36歳ということだから現在は39歳、逮捕時はロンドン北部に住んでいた。

今になって米国が引渡しを求めているということで、英国メディアも驚き、マッキンノンへのインタビューなど、様々な報道を行っている。英米両国の対応については、2002年、マッキンノンのカレン・トドナー弁護士が「おそらく政治的理由で英国では起訴を行わず、その代わりに米国当局が引渡し請求を行うことができるよう許可をしたのではないか」とBBCに対して語っていた。但し、2002年に逮捕されたマッキンノンが、今になって起訴されるというのはなぜか理由については首をかしげている。

【執筆:バンクーバー新報 西川桂子】

──
この記事には続きがあります。
全文はScan Security Management本誌をご覧ください。
https://www.netsecurity.ne.jp/14_3697.html

《ScanNetSecurity》

PageTop

アクセスランキング

  1. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  2. クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

    クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

  3. 今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

    今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

  4. 2023年「業務外利用・不正持出」前年 2 倍以上増加 ~ デジタルアーツ調査

    2023年「業務外利用・不正持出」前年 2 倍以上増加 ~ デジタルアーツ調査

  5. クラウド型データ管理システム「ハイクワークス」のユーザー情報に第三者がアクセス可能な状態に

    クラウド型データ管理システム「ハイクワークス」のユーザー情報に第三者がアクセス可能な状態に

  6. 雨庵 金沢で利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

    雨庵 金沢で利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

  7. 信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

    信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

  8. 「味市春香なごみオンラインショップ」に不正アクセス、16,407件のカード情報が漏えい

    「味市春香なごみオンラインショップ」に不正アクセス、16,407件のカード情報が漏えい

  9. SECON 2024 レポート:最先端のサイバーフィジカルシステムを体感

    SECON 2024 レポート:最先端のサイバーフィジカルシステムを体感

  10. トレーニング 6 年ぶり復活 11/9 ~ 11/15「CODE BLUE 2024」開催

    トレーニング 6 年ぶり復活 11/9 ~ 11/15「CODE BLUE 2024」開催

ランキングをもっと見る