金融機関などが警戒を呼びかけるファーミング詐欺の恐怖(1)「種」を仕掛け「実り」を待つその手口 | ScanNetSecurity
2026.10.30(金)

金融機関などが警戒を呼びかけるファーミング詐欺の恐怖(1)「種」を仕掛け「実り」を待つその手口

今年1月にIT関連のメディアが取り上げて注目を集めた新手のインターネット詐欺「ファーミング」。ここ数年で被害が急速に増大したフィッシングにひっかけて名付けたもので、新手の個人情報を狙う方法として注目を集めた。しかし実際は、手口自体は新しいものではない。し

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今年1月にIT関連のメディアが取り上げて注目を集めた新手のインターネット詐欺「ファーミング」。ここ数年で被害が急速に増大したフィッシングにひっかけて名付けたもので、新手の個人情報を狙う方法として注目を集めた。しかし実際は、手口自体は新しいものではない。しかし、フィッシング詐欺への警戒が強まるにつれて、仕掛ける側もできるだけ一般にまだ知られていない手口を利用するため増加傾向にあるようだ。

ファーミングについては、フィッシング詐欺などの撲滅を目指す業界団体、Anti-phishing Working Groupが2月に発表したレポートでも警告されている他、4月に入ってからは『The Arizona Republic』がアリゾナ州の検察局の報告として、同州フェニックス在住の男性がファーミング詐欺で5000ドルの損害を受けていると伝えている。男性は、利用しているオンラインバンキングの銀行からのアンケートだと思い、ポップアップで表示されたページに回答したところ、実はファーミング詐欺で、口座番号などを奪われてしまった。

ファーミング詐欺は、フィッシングの「釣り」に代わり、農場の「ファーム」を引っ掛けた言葉だ。フィッシングは餌であるe-mailを送り、受信した人がひっかかるのを待つものだが、ファーミングは種を仕掛けて「実り」を待つ。

【執筆:バンクーバー新報 西川桂子】

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