携帯電話のセキュリティについて(2)携帯電話に含まれる個人情報とは?
引き続き、「携帯電話のセキュリティ」に関して取り上げていきたいと思います。第2回は「携帯電話に含まれる個人情報とは?」です。
特集
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前回のこのコーナーにおいては「携帯電話は個人のものか?会社のものか?」という内容を取り上げました。携帯電話を2台持つことの弊害をいかに避けながら、いかにしてセキュリティと利便性を両立させるのか。
結論的に、会社は社員に携帯電話を配布し、私用電話の着信のみ認めることで、携帯電話を2台持つことの弊害を避け、しかも社員に会社の携帯を配布することにより、将来的なセキュリティ確保のための環境整備にできるのでは?と提案させていただきました。
今回は、携帯電話にどんな個人情報が含まれているのか?について、書きます。
●メモリに登録された電話番号・氏名などの情報
携帯電話には、着信番号を見ることのできるナンバーディスプレイ機能が標準で備わっていますので、しばらく使用しているだけで、携帯電話にかけてきた人の電話番号が次第に溜まってくるという特長を持っています。
移動中の空き時間などに着信番号をメモリに登録し、氏名などを入力していけば、容易にお知り合いデータベースを作成できますね。
さらに「軽快電話」などのパソコン用の携帯電話編集ソフトで編集すれば、電話番号と氏名だけではなく、住所や勤務先名、生年月日なども容易に管理できます。
このようにして、今や、携帯電話は、個人情報のかたまりとなっており、知り合いの個人情報だけではなく、ビジネスでお付き合いしている人たちの個人情報も多く含むものになっています。
【オプティマ・ソリューションズ株式会社・代表取締役 中康二】
http://www.optima-solutions.jp
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《ScanNetSecurity》